今日のふた言

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中秋の名月と十五夜は同じって本当!?“中秋”と“十五夜”それぞれの意味と違いについて

      2016/06/27

満月


イベントがてんこ盛りな夏も終わり、ひんやりとした涼しい風によって、ほんのりと紅や黄へと色付き始めた木の葉が揺られ、秋の虫が奏でる心地良い音を聞きながら、夜長を楽しむのも一興ですよね。

秋にはイベントが無いと思われがちですが、実り・食欲・スポーツ・芸術・音楽などなど様々な催し物が各地で開催されています。

なかでも秋の一大イベントといえば、平安時代の頃より行われている伝統行事の「お月見」ではないでしょうか。

ですが、最近では夜空を見上げてお月様を眺めるという習慣が失われつつあり、お月見に関する行事やイベントに参加するという方々も減少傾向にあります。


そんなお月見ですが、実は誰もが1度は耳にしたことのある「中秋の名月」や「十五夜」という言葉と深い関係があることをご存知ですか。

今回は失われつつある日本の伝統行事「お月見」の魅力と“中秋”や“十五夜”などの言葉の意味やそれぞれの違いについてご説明したいと思います。


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お月見の魅力とは

月見
お月見とは、夜空に浮かぶ真ん丸なお月様を眺める行事です。別名「観月」とも呼ばれており、平安時代の頃から行われている伝統的な年中行事のひとつです。

ですが、単に月を愛でる習慣は、既に縄文時代の頃から行われていると言われているのですが、平安時代h占め頃に書かれた「竹取物語」には、かぐや姫が月を眺めているところを嫗 (おうな)が注意をするというシーンがあり、月を忌むべき存在としていたことがうかがえます。


お月見は、中国の唐代の頃に行われていた名月の日に月を観賞する風習が起源だとされており、宋代「東京夢華録」には、身分に関わらず、街を挙げて夜通し騒ぐ様子が記されています。

この風習が遣唐使たちによって日本へ伝わり、宮中行事として取り入れられると、貴族たちのあいだで十五夜の月見が行われるようになり、919年には宇多法皇によって日本独自の十三夜の月見が合わせて開催されるようになります。

当時のお月見は、直接月を眺めるのではなく、水面や盃に映り込んだ美しい月を愛で、詩歌や管弦を楽しむといったものであり、現在のように願掛けやお供え物をすることはなく、澄み渡った夜空にくっきりと輝く満月を眺めるだけのものだったそうです。


日本は、花鳥風月や雪月花など四季折々の美しい景色のなかで風流な遊びを楽しむことが粋だとされており、現在でもお花見や紅葉狩り、雪見などその季節に合った楽しみ方を無意識に行っています。

お月見の魅力は、お花見や紅葉狩りなどと同じく季節を感じさせる行事であり、昔から男女が十五夜と十三夜を共に過ごすことが出来れば、恋が実るというジンクスがございますので、今年は気になる男性とお月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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“中秋”と“十五夜”の違いとは?

名月
秋が近付くと「中秋の名月」や「十五夜」という言葉を誰もが1度は耳にしたことがあるかと思います。


中秋とは、旧暦8月15日の夜に観られる満月のことを表しています。

旧暦の秋は、7月から9月のことを指しており、旧暦7月を「孟秋 (初秋)」・旧暦8月を「仲秋」・旧暦9月を「季秋 (晩秋)」と呼んでおり、旧暦8月に見られる満月を「仲秋の名月」と呼んでいました。

しかし、8月の丁度真ん中にあたる15日に満月が観られる際は、「中秋の名月」と呼ぶようになったのです。


十五夜とは、旧暦8月15日に観られる中秋の名月を観賞したり、これから迎える収穫シーズンを前に作物の収穫が行えることへの感謝をするための初穂祭を行う日です。


別名「芋名月」とも呼ばれており、収穫した農作物やお月様のようなお団子、そして魔除けの効果を持つ薄 (すすき)を飾り、お月様に捧げ、豊穣を祈願していました。

今でもお月見と言えば、神様の依り代である薄や秋の七草を飾り、御神酒と15個のお月見団子、そして里芋をお供えするというスタイルが基本となっています。


まとめ

今回は“中秋”と“十五夜”の違いについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

中秋とは旧暦8月15日の夜のことであり、十五夜とは旧暦8月15日の夜に催されるお月見のことを表しており、似て非なるものとなっています。

いつもはお月見なんてしないという方も今年は家族や恋人、親しい友人たちと共に中秋の名月を眺めながら、日本酒を杯へ注ぎ、月見酒を嗜みながら、粋なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。


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