今日のふた言

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日本人として恥ずかしくない扇子の開き方と閉じ方のマナーとは!?

   

扇子


母の日や父の日のプレゼントや海外に住むお友だちへのお土産として、じわじわと人気を集めている「扇子」は、エコや節電ブームの現代日本には欠かせない夏のマストアイテムとなっています。

扇子と言えば、今まで優雅なマダムやオバちゃんが持っているものという印象が強かったのですが、最近では100円ショップなどでも団扇の横に扇子が置いてあったり、修学旅行生が両親や祖父母へのお土産として購入するなど、とても身近なものとなってきました。

扇子は平安時代の初め頃に誕生した日本独自の涼をとる道具であり、誕生した当初は「木簡(もっかん)」という薄くて細長い木の枝を綴り合わせた檜扇やコウモリが羽を広げた姿にそっくりな蝙蝠扇の2種類あり、それぞれ夏扇と冬扇と呼ばれ、人々に親しまれていました。


鎌倉時代の頃に中国へ渡った扇子は、骨組みの両面に紙が貼られ、「唐扇」という名に変化し、室町時代に唐扇を逆輸入したことで、現代のスタイルとなりました。

今では、紙扇子・生地扇子・飾り扇子・舞扇子など様々な種類のセンスがあり、用途によってそれぞれ使い分けられています。

さて、そんな扇子ですが、皆さんは扇子の開き方や閉じ方、扇ぎ方のマナーについてご存知ですか。今回は夏のマストアイテムとなっている話題の扇子の正しい使い方についてご紹介したいと思います。


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扇子の正しい使い方【開き方】

扇子
扇子を使う際、皆さんはどのように扇子を開きますか?


よく片手で持って、一気にパッと開くというイメージがあるため、その方法が正しいと思っている方も大勢いらっしゃるかと思いますが、その開き方では扇子を傷めてしまうため、あまりオススメできません。

では、正しい扇子の開き方についてご説明しましょう。


【扇子の開き方】

①扇子の親骨を上に向け、両手でそっと優しく持ちます。
②右手を要のあたりに添え、もう片方の手 (左手)で扇子の中央辺りを下から添えたら、その親指で親骨を向かって右側へ押すように広げます。
③親指で少し押して開いたら、両手で扇子をゆっくりと広げてゆきます。

ポイント
扇子は、一気に広げてしまうと傷めてしまうため、優しく丁寧にゆっくり開いてゆくようにしましょう。

現在は扇子を全開させて使うのが一般的となっておりますが、昔の人々は「満つれば欠ける」「登りつめれば下り坂」という言葉があるとおり、扇子も全て開かずに少しだけ閉じた部分を残しておくことがマナーとなっていたそうです。


扇子の正しい使い方【閉じ方】

扇子
扇子を使い終わった後は、専用の扇子袋へ入れて収納するのが扇子を長持ちさせる秘訣となっています。ですが、まずは扇子袋へ収納する前に、正しい閉じ方についてご説明します。


【扇子の閉じ方】

①開いた扇子を両手で持ち、右手で奥の方から手繰り寄せるようにゆっくりと閉じてゆきます。
②もう片方の手は中骨部分に添えておきましょう。
③扇子が閉じ終わったら、購入した際に扇子の上部を留めていたしめ紙やゴムをはめて専用の袋へ入れて保管しましょう。

ポイント
扇子を閉じる際は、開くときと同じく、優しく丁寧にゆっくり行いましょう。扇子の折りに沿って閉じてゆくのがキレイに閉じるコツです。

扇子は使っていると型崩れしてゆくので、購入した際に扇子の上部に付いているしめ紙やゴムをはめてから収納しましょう。


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扇子の正しい使い方【扇ぎ方】

扇子
扇子の扇ぎ方ですが、暑いからといって忙しなくパタパタ扇いだり、顔の前に扇子を持ってゆき、扇ぐ方々がいらっしゃいますが、これらは全てマナー違反となっております。

扇子で涼をとる場合は、必ず顔の真下の首のあたりでゆっくりと静かに扇ぐのが常識です。これは、扇子を扇いだ際の風が、他の方々にかかって不快な思いをさせないためです。

扇子の使い方のマナーは1938年に出版された「礼儀作法全集」に詳しく記載されておりますので、ビジネスシーンや冠婚葬祭にて扇子を用いる場合は、こちらの書籍を確認しておきましょう。


まとめ

今回は扇子の開き方や閉じ方のマナーについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

扇子にも細やかなマナーがあり、1つ1つの動作が周囲の方々へ与える印象を大きく変えてゆきます。そのため、扇子を正しく使っている方は優雅な印象を与え、間違った使い方をしている方は相手に不快な思いをさせ、下品な印象を与えてしまいます。

この機会に夏に向けて正しい扇子のマナーを学び、ビジネスシーンや冠婚葬祭などで扇子を活躍させてみてはいかがでしょうか。


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