今日のふた言

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「海の日」はいつ頃から祝日になったの?その由来と歴史とは!?

      2016/04/20

海


平成26年5月30日に国民の祝日に関する法律が一部改正され、2016年8月11日を「山の日」とし、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日となりました。

参考⇒ 「山の日」はいつから祝日になる?その由来と理由


こうして、日本には新たな国民の休日「山の日」を迎え、祝日が16日に増えたのですが、近年ハッピーマンデー制度によって誕生した7月の第3月曜日「海の日」が、7月20日にお引越しするのではないかという噂が広まっています。

海の日が7月20日にお引越ししてしまうと、7月の3連休は失われ、海の日が土曜日と重なる可能性もあり、3連休を楽しみにしていた子どもたちや大人の方々からは悲鳴の声が挙がっています。


ですが、初めて海の日が施行された1996年のときには、7月20日に固定されており、その日を選んだ理由もハッキリしていました。

そこで、今回は「海の日」が祝日になったのはいつ頃からなのか、その由来と歴史についてご説明してゆきたいと思います。



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海の日が祝日になったのはいつ頃?

海岸
1995年に制定された「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」として1996年から施行された国民の祝日です。

制定した当初は7月20日だったのですが、2003年に祝日法が改正され、「ハッピーマンデー制度」が導入されると、海の日は7月20日から7月の第3月曜日へとお引越しすることになったのです。


日本は四方を海で囲まれた国であり、2007年に制定された「海洋基本法第13条」には海の日に国民が海に対して理解や関心を深めるようなイベントや行事を実施する努力をおこなうようにと定めており、海上自衛隊は、一般港湾などに停泊している自衛艦にて満艦飾が毎年行われています。

四方を海で囲まれた国は独立・日独立・自治領を含めおよそ100ヶ国存在しますが、海の日を祝日としている国は日本以外存在しません。


また、海の日が制定された1996年以降毎年7月20日から31日までを「海の旬間」とし、国土交通省海事局を中心に、日本各地で海に関する思想活動を実施しています。

そして、2003年以降は海の日を7月20日から7月の第3月曜日にお引越しさせ、3連休とし、より海に対して知識を深めてもらおうと7月1日から1ヶ月間を「海の月間」とし、日本各地で様々な海フェスティバルが催されるようになりました。


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海の日の由来と歴史

海
なぜ、日本はここまで海にこだわるのでしょうか。

それには、1996年に海の日として制定された7月20日に秘密が隠されています。


明治維新によって徳川幕府が崩壊し、天皇を中心とする新政府が誕生した9年後の1876年6月2日、第122代天皇である明治天皇は、50日かけて埼玉県・茨城県・栃木県・福島県・宮城県・岩手県・青森県の各地を御巡幸し、7月16日に青森県から灯台視察船「明治丸」に乗船し、北海道・函館を経由して7月20日に神奈川県横浜市へと御帰着されました。


明治天皇が明治丸で過ごした3泊4日の船旅は「明治天皇記」に記されており、その内容は、3日間荒波にもまれ、動揺はなはだしく、遅れて夜8時過ぎに入港したことが綴られており、厳しい船旅であったことがうかがえます。ですが、明治天皇は終始端然としていたそうで、港で天皇の帰りを待っていた人々を安心させたそうです。


ちなみに明治天皇が乗船した御召艦、灯台巡視船「明治丸」は、明治6年に英国グラスゴーのネピア造船所に発注して作ってもらった船であり、伊藤博文が名付け親となっています。


そして、明治天皇が東北~北海道御巡幸を無事に終え、横浜港に帰還した65年後の1941年に村田省蔵逓信大臣が「海の記念日」を提唱し、7月20日に制定されたのです。

その後、海の記念日は1996年に「海の日」へと生まれ変わり、2003年にハッピーマンデー制度によって7月20日から7月の第3月曜日へとお引越しされました。


しかし、2014年に本来の海の日の「海の恩恵に感謝する」という意味から「お祭りを開催する」へと変化していることに気付き、海事振興連盟により海の日を7月の第3月曜日から本来の7月20日へお引越しさせる動きが出ています。


まとめ

今回は「海の日」が祝日になったのはいつ頃からなのか、その由来と歴史についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

海に囲まれた日本ですが、海に面していない内陸地域では、海の日を川の日とする条例を設けるなど、様々な工夫が行われています。


2016年の海の日はハッピーマンデー制度に則って、7月の第3月曜日に設けられておりますが、今後海の日が本来の意味である「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」を取り戻し、7月20日にお引越しする日も近いかもしれませんね。


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