今日のふた言

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盆提灯を玄関に飾る時期と正しい飾り方とは?

      2016/04/28

盆提灯


皆さんはお盆を迎える際、いつ頃から始めますか。

地域によってお盆シーズンは異なりますが、盆入りとなる13日から盆明けの16日の4日間にかけて行われます。ですが、事前に準備しなければならないものや注文しなければならないものなど用意するものがたくさんあるため、6月中旬ごろから徐々に準備を進めてゆく必要があります。

参考⇒ お盆の期間はいつからいつまで?覚えておきたい歴史と由来とは!


お盆の準備といえば、忘れてはいけないのが盆提灯です。

「盆提灯って何?」という方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回は盆提灯とはどのようなものなのか、そして、飾る時期や正しい飾り方についてご説明したいと思います。


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盆提灯とは

盆提灯
盆提灯とは、鎌倉時代に京都で誕生したお盆の風習だと言われています。

藤原定家の日記「明月記」には、1230年7月14日に高い竿を門口に立てて、その先に提灯を提げる「高灯篭」が使用されていたことが記されており、精霊が迷わず帰ってこられるようにという目印にしていたことが綴られています。

盆提灯には、迎え火と送り火の2つの大切な役割を担っています。また、盆提灯には、故人の冥福と感謝の気持ちが込められており、たくさん盆提灯が飾られている故人は、周囲からたいへん慕われていたと言われています。


提灯や灯篭が仏具として用いられるようになったのは、室町時代以降からだと言われています。古くから「光」は人々に欠かせないものであり、特に仏教の世界では心を照らす仏様の智恵を象徴するものであるため、とても大切にされています。


盆提灯には、上から吊るす「御所提灯」と下へ置いて飾る「大内行灯」や「霊前灯」などがありますが、どれも同じ意味が込められておりますので、飾りやすいタイプを購入するのがオススメです。

ですが、新盆(初盆)の際は白提灯と呼ばれる盆提灯を飾る必要があり、片付け方法も全く異なりますので、初盆の方はご注意ください。


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盆提灯を飾る時期

盆
盆提灯を飾る時期は、お盆入りからお盆明けの4日間となります。

先ほどもご説明させて頂きましたが、盆提灯には「迎え火」と「送り火」の2つの役割が砂割っており、精霊が戻る家を間違えないように庭先や門口へ飾り、精霊が再びあの世へ帰る際は帰り道を照らして送り出すのです。

盆提灯は、基本的にお盆期間中飾るのが常識となっていますが、お盆月に入った頃からお盆明けまでの長期間灯す方もいらっしゃいます。ですが、お盆明けを過ぎても灯りを灯すのはマナー違反ですので、必ずお盆明けには灯りを落とすようにしましょう。


盆飾りの正しい飾り方

盆提灯
盆提灯には、上から吊るすタイプと下に置いて飾るタイプの2種類あります。また、提灯に家紋やオシャレなデザインが施されているものや無地のもの、火袋が回転するものとしないものなどがあります。

初盆の方以外は、基本的にどのようなデザインの盆提灯を飾っても問題無いのですが、絵柄の入った盆提灯は精霊棚やお仏壇の両脇に一対、もしくは、二対設置します。飾る場所が狭くて1つしか置けない場合は、どちらか一方に飾っても問題ありません。


初盆用の白提灯の場合、初めて故人の霊が帰ってくるので、目印として玄関や縁側の軒先に飾るのが良いとされておりますが、防犯上の心配もありますので、できればお仏壇の前方に飾るようにしましょう。

最近では、白提灯に家紋を入れたデザインのものを購入される方も大勢いらっしゃいますので、無地の白提灯では味気ないという方は家紋の入った白提灯をオススメします。


白提灯は、ろうそくの火を灯せるようになっており、お盆シーズンはろうそくを灯して故人をお迎えするのですが、幼いお子様がいらっしゃるご家庭の場合、ろうそくを灯すことに抵抗があるかと思います。その場合は、ろうそくを灯さず、飾っておくだけでも迎え火の役割を果たすことができますので、無理に火を点ける必要はありません。


また、白提灯は1つあれば良いので、無理に2つ用意する必要はございません。


盆提灯の片付け

寺
無事ご先祖様や故人をあの世へ帰れるように道を照らす役割を終えた盆提灯は、盆明け翌日に片付けを行い、来年まできちんと保管しなくてはなりません。

御所提灯や大内行灯、霊前灯などの盆提灯は、火袋をしっかり叩いた後、部品をキレイにふいて専用の箱へ入れて大切に保管します。また、害虫被害を予防するために防虫剤を1つ入れておくと良いでしょう。


白提灯の場合、通常の盆提灯とは異なり、1度しか使用しないため、送り火として燃やす・自宅の庭でお焚き上げをする・菩薩寺へ行き、供養処分してもらうなどの方法で片付ける必要があります。

ですが、最近は火袋に少しだけ火を入れて燃やし、鎮火を確認後、新聞紙などに丁寧に包んでから可燃ごみとして処分する方法を用いるご家庭も多いそうです。


まとめ

今回は盆提灯とはどのようなものなのか、そして、盆提灯の飾る時期と正しい飾り方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

盆提灯はご先祖様や故人を家に招くための大切な道標であり、あの世へ続く道を照らすための光としての役割を担っています。

飾る場所が無いという方もいらっしゃるかと思いますが、最近ではこじんまりとした可愛らしい盆提灯も販売されておりますので、今まで盆提灯を灯したことがないという方は、この機会に1つ購入してみてはいかがでしょうか。


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