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子供の鼻血を早く止める方法とは?冷やすのはNG?

      2016/03/23

鼻血


誰しも1度は経験したことがある「鼻血」ですが、皆さんは突然の鼻血をどのように止めてきましたか?

「ティッシュを詰めて止まるまで待つ」「首の後ろをトントン叩く」「上を向いて静かに待つ」など様々な方法で止めていたかと思います。

実はこれらの方法全て医学的にはNGの止血方法となっており、むしろ鼻の粘膜を刺激してしまい、悪化させてしまう可能性があるため、とても危険な止め方だったのです。


そこで、今回は子どもが突然鼻血を出した際、素早く止める方法や今話題の鼻血の止め方についてご説明したいと思います。


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鼻血の原因とは?

鼻血
一生に1度は誰しも経験している鼻血ですが、なぜ鼻血が出てしまうのでしょうか。

鼻血の正式名称は「鼻出血」と言い、鼻血のおよそ8割から9割の方が鼻中隔の先端(鼻の穴入口から1cmほどの位置にあるキーゼバッハ)部分からの出血になります。鼻の粘膜には、毛細血管が非常にたくさん集まっているのですが、特に鼻中隔の先端部分は粘膜が薄く、血管が密集しているため、ちょっとした小さな傷でも出血してしまいます。

鼻血の原因ですが、子どもと大人では若干原因が異なります。


【子どもの鼻血】

子どもの場合、鼻中隔の先端部分を指でひっかいて粘膜に傷を付けてしまったことで引き起こる出血の場合が多く、特に花粉症やアレルギー性鼻炎で鼻がかゆくなったり、鼻をほじったりするクセがあると鼻血が出やすくなります。


他にも、鼻を頻繁にかんだり、勢いよくかむことでも出血しますし、咳やくしゃみなどによる一時的な血圧上昇や暑さによるのぼせ、著しい環境の変化などによっても出血するため気を付けましょう。また、7歳未満のお子様の場合、鼻におもちゃを入れたり、転倒したことによる鼻の外傷、慢性副鼻腔炎などの鼻に関する炎症によって鼻血が出ることもあります。


ですが、子どもの鼻血の場合は出血量が比較的少なく、一過性の場合が多いので、過度に心配することはありませんが、尋常ではない量の出血をしている、もしくは、出血が続くなど通常とは異なる出血の場合は速やかに医師に診てもらうようにしましょう。

大人の場合、子ども同様、一時的な血圧上昇や鼻中隔を傷付けるといった原因の他に、高血圧や動脈硬化、白血病、血小板減少病などの血液疾患をはじめ、肝機能障害や副鼻腔がんなどによって出血している可能性があります。


【大人の鼻血】

子どもの場合、静脈から出血することが多いのですが、大人になると動脈から出血することが多くなるため、出血場所の特定が非常に難しいと言われています。さらに、動脈からの出血の場合、鮮血で出血量が多いのが特徴です。

鼻を傷付けたり、炎症を起こしていないにも関わらず、鼻血が止まらない、鼻と歯茎から出血しているという方は単なる鼻血ではない可能性が高いので、速やかに耳鼻科で診てもらいましょう。

また、女性の場合は妊娠や月経異常の際に鼻血が出てくる場合もありますので、1度病院で診てもらうようにしましょう。


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鼻血を止めるには?

鼻血
鼻血を止める方法といえば、「鼻にティッシュを詰めて仰向けで寝る」や「首の後ろをトントンする」など様々な方法がありますが、私たちが知っている止め方のほとんどは鼻血を悪化させてしまう危険性のあるものばかりであり、特に首の後ろをトントン叩いたり、上を向いて止めようとするのは、とっても危険な行為だと言われており、鼻と口は繋がっているため、叩いたり上を向くと口に鼻血が流れ込み、気分が悪くなったり、嘔吐の原因となります。


では、鼻血を止めるためにはどうしたら良いのでしょうか。

実はとっても簡単な方法でピタッと止まる正しい止め方が存在しますので、ご紹介したいと思います。


【正しい鼻血の対処法】

①鼻血が出たら、慌てず落ち着きましょう。

②気持ちが落ち着いたら、1度座り、顔を上に上げずに顔をやや下向きにします。

③鼻中隔の先端部分に小指サイズの大きさまで丸めた脱脂綿を鼻の穴に詰め込み、1時間放置します。

※脱脂綿が無い場合は、親指と人差し指で小鼻の軟骨部分を上からしっかり押さえ、10分間その状態を維持しましょう。決してティッシュペーパーなどを使用して止血しないでください。ティッシュペーパーを鼻に詰めてしまうと、傷口にピッタリとくっついてしまい、剥がれなくなってしまう危険性があります。

④1時間後、鼻に詰めた脱脂綿を取り出して完了です。


小鼻を押して止血する場合は、冷たいタオルや氷で鼻を冷やすと血管が収縮するため、鼻血が止まりやすくなります。

赤ちゃんの鼻血を止める場合は、脱脂綿を詰め込まず、親指と人差し指を使って鼻中隔の先端(キーゼルバッハ)部分を5分から10分ほど押させて止血するのがオススメです。


もしも鼻血が喉に入ってしまった場合、飲み込まずに洗面器もしくはティッシュペーパーに吐き出しましょう。誤って飲んでしまうと、喉や胃で血液が凝固したり、肺に血液が流れ込んでしまいとても危険です。絶対に飲み込まないでください。

1時間経過しても鼻血が止まらない・高血圧の薬を服用している・血液疾患を患っている・洗面器いっぱいの出血があるという場合は、とても危険な状態ですので、速やかに病院で診てもらいましょう。


まとめ

今回は鼻血の止め方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

鼻血と言えば、日本では古くから「ニンニクをよく搗いたものを土踏まずに湿布すると止まる」「大根おろしの汁を湿らせた脱脂綿を鼻に詰めると止まる」「れんこんを生のまますりおろし、汁を鼻孔に入れると止まる」などの民間療法がありますが、現在ではあまり行われていません。


またアメリカの気管食道科学会の学会誌「Annals of Otology,Rhinology,and Laryngogy」にて、グランツマン血小板無力症の患者の鼻の穴に塩漬け豚肉の切り身(ベーコン)を詰め込んで鼻血を止める圧迫止血法を発表しました。しかし、非加熱のベーコンは衛生上好ましくないため、実用性は低いですが、様々な専門機関で鼻血の止血について研究が行われておりますので、よりスマートな鼻血の止め方が来る日も近いかもしれませんね。


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