今日のふた言

話題の行事や暮らしに役立つ豆知識を紹介するブログです。

あんぱんの日の由来と木村安兵衛。・・・そしてセブンイレブン

   

あんぱん


「あんぱん」といえば、頭にパッと浮かぶのは、国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」ではないでしょうか。

実はアンパンマンの顔である「あんぱん」は、和の「小豆餡」と洋の「パン」が融合したハイブリット料理であり、日本発祥の食べ物だということをご存知でしたか?

海外では「Bean-jambun」という名称で呼ばれており、優しい小豆餡の甘みとパンの素朴な味わいがクセになると海外でも評判です。

そんな国内外から人気のあるあんぱんは、沖縄県誕生の日やピアノ調律の日と同じく4月4日「あんぱんの日」という記念日が制定されており、セブンイレブンやローソンなどのコンビニを中心にあんぱんの日を日本各地でPRし、メロンパンやクリームパンなどに押されつつあるあんぱんの人気を取り戻そうという活動が行われています。


そこで、今回はあんぱんの誕生秘話をはじめ、あんぱんの日の由来やコンビニエンスストアのPR活動についてご説明したいと思います。


スポンサーリンク


あんぱんの誕生秘話と由来

木村安兵衛

出典:http://www.kimuraya-net.jp/shop/e/eyasubei/

あんぱんは、明治時代に常陸国河内郡田宮村出身の木村安兵衛と息子の英三郎が考案した菓子パンです。

士族の安兵衛は、明治維新によって職を失い、当時東京府授産所の所長を務めていた木村重義の口利きによって授産所の事務員として働いていました。

授産所とは、維新によって職を失った武士たちのために設立された職業訓練施設であり、安兵衛は授産所でパン作りに出会い、パン屋になることを決意したのです。そして、彼は1869年に芝日陰町に「文英堂」という名のパン屋を創業し、当時授産所でパン作りを教えていた長崎県出身の梅吉というパン焼き職人を雇い、夢のパン屋さんをオープンさせたのでした。


しかし、安兵衛は梅吉の作るパンに不満を感じていた矢先、なんとその年の暮れに発生した日比谷火災によって店が全焼してしまったのです。安兵衛はこれをきっかけに梅吉を解雇し、翌年の1870年に尾張町にて屋号を「木村屋」へと改称し、再出発を果たしたのです。

しかし、当時の日本は海外の食べ物であったパンをなかなか受け入れることが出来ず、明治6年に描かれた風刺画「開化など合わせ」にて「パンの弁当とかけて仕立て屋の着物ととく、その心はいつかしのぎだ」とあり、「仕立て屋の着物は、一見素晴らしい出来に見えるが、着てみるとすぐに着崩れしてしまう。パンも同じで、食べたらすぐに腹が減る」という意味が込められています。


パンに対して風当たりの強かった時代に「なんとかして日本人の口に合うパンを作りたい」という強い思いを抱いていた安兵衛とその息子英三郎は、古くから日本人に愛されてきた酒饅頭に目を付け、独特な風味と新品のお布団のようにふかふかな食感を持つ酒饅頭のようなパン作りを始めたのです。

しかし、パンと饅頭は全く異なる食べ物だったため、なかなか酒饅頭のようなふっくらとした柔らかなパンを作ることができませんでした。そして、遂に試行錯誤の末、1874年に安兵衛と英三郎によって酒饅頭パンの試作1号が誕生したのです。

そして、このパンは日本人に古くから愛されている「小豆餡」をパン生地で包み込み、酵母に酒種酵母を使用した「酒種あんぱん」という名で販売されるようになり、町民たちの間で話題のスイーツとなったのです。


そして、あんぱん誕生から1年後の1875年、明治維新より以前からの知り合いであり、維新後は明治天皇の侍従として仕えていた剣豪の山岡鉄舟が噂を聞き付け、安兵衛のもとへやってきて、あまりのおいしさに感銘を受け、「天皇が水戸藩の下屋敷でお花見を催す際、京都の和菓子の他、日本製のパンをお出ししたらどうだろうか」と思い立ち、安兵衛に伝え、天皇のために新しいあんぱんの創作を始め、日本の象徴である美しい桜をあんぱんに取り入れようと思いつき、奈良県の吉野山より八重桜の花びらの塩漬けを取り寄せ、あんぱんに埋め込んだのです。


酒の香りがほんのり薫るパン生地と素朴な甘さを持つ小豆餡、そして桜の塩漬けの酸味が絶妙なハーモニーを奏でる最高のあんぱんをたんじょうさせたのです。そして、そのあんぱんを「桜あんぱん」と命名し、天皇・皇后両陛下がお花見を催した際に、献上し、両陛下がたいへん気に入り、「引き続き納めるように」というお言葉を頂いたのです。

この言葉を頂いた日こそ、1875年4月4日であり、あんぱんの日の由来と言われています。


スポンサーリンク


コンビニエンスストアによるあんぱんの日のPR活動について

あんぱん
あんぱんの生みの親である木村安兵衛のお店は現在「銀座 木村屋總本店」という名で創業当時から変わらぬ味を守り続けています。

そして、あんぱんの日には明治天皇が愛した桜あんぱんを食べたくなる方も多いのではないでしょうか。

しかし、あんぱんの日はあまり知られていないため、あんぱんを購入される方はほとんどおりません。ですが、そんななか、人一倍イベントに力を入れているお店があります。

それは「セブンイレブン」です!

セブンイレブンでは、毎年4月4日が近付くと、あんぱんの日をPRし、特製のあんぱんを販売します。

あんぱんの日

出典:http://ameblo.jp/afkane/entry-11504935140.html

セブンイレブンのあんぱんといえば、98円の激安あんぱんやスイーツのようなしっとり生地に生クリームがたっぷり詰め込まれた平焼きホイップあんぱん、パン生地に餡と国産きな粉を加え、ホイップクリームを挟み込んだきなこホイップあんぱんなど様々なあんぱんを毎年発売しています。また、健康に気を遣っている方のために、トランス脂肪酸を抑えたあんぱんも開発されており、あんぱんと言えばセブンイレブンと言われるほどです。


まとめ

今回はあんぱんの日についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

あんぱんは日本発祥の菓子パンです。今までマイナーだったあんぱんの日に絶品のあんぱんを食べて、昔の木村安兵衛と息子英三郎がなぜあんパン作りにこだわったのかを感じ取ってみてはいかがでしょうか。


スポンサーリンク