今日のふた言

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春のお彼岸にお墓参りする期間とお供え物の選び方

      2016/01/26

墓参り


「お彼岸だから、みんなでお墓参りに行きましょう」とよく言いますが、なぜお彼岸にお墓参りに行くかご存知ですか?

お彼岸とは、「波羅密多」というサンスクリット語が起源と言われており、生死を繰り返す迷いの世界「此岸(しがん)」にて菩薩が修する6種の修行「六波羅密(ろくはらみつ)」を行うことで悟りの世界と呼ばれる「彼岸」の境地へ到達するということからきています。


彼岸は年に2度あり、1度目は春分の日を挟む前後3日、2度目は秋分の日を挟む前後3日です。一般的に秋のイメージが強いお彼岸ですが、俳句の世界では春の季語として使用されています。

そんな春のお彼岸ですが、今年のお彼岸はいつ頃かご存知ですか?

実は春分の日は年度毎に異なるため、お彼岸の時期がずれることも多いのです。

※参考⇒ 春分の日とお彼岸の意味とは?なぜ祝日になっているの?


そのため、2015年のお彼岸は3月18日から3月24日まででしたが、2016年のお彼岸は3月17日から3月23日までになりますので、この期間にお墓参りに向かうようにしましょう。

では、春のお彼岸にお墓参りする期間と適切なお供え物をご紹介したいと思います。


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春のお彼岸でお墓参りする期間はいつまで?

桜
年に2度あるお彼岸は、春分の日と秋分の日を中心に前後3日間の7日間となっています。


お彼岸の始まる日を「彼岸入り」、春分の日と秋分の日を「お中日」、お彼岸最終日を「彼岸明け」と言い、期間内ならば、いつお墓参りに行っても問題ありません。

また、お彼岸の期間中毎日お墓参りに行かなくてはならないという認識を持たれていらっしゃる方もいらっしゃいますが、お彼岸の期間中に1度でもお墓参りに行けばいいので、毎日お墓参りに行く必要はありません。


なかには、引っ越ししてしまい、お彼岸の期間中にどうしてもお墓参りができないという方もおられるでしょう。

その場合は、自宅にあるお仏壇にお線香を手向け、心の中でご供養するなど臨機応変に対応しましょう。



ですが、彼岸入りや彼岸明けの後でもご先祖様の眠るお墓へ足を運ぶことができるのであれば、お彼岸期間中でなくても問題ありませんので、ご安心ください。

お彼岸とは、普段行く機会の無いお墓へ足を運び、ご先祖様へ手を合わせるきっかけになるとても重要な行事ですので、忘れずに覚えておきましょう。


また、お墓参りの時間帯ですが、基本的には決まっておりません。

ですが、お墓を掃除する都合もありますので、極力午前中にお墓へ向かい、15時までに済ませるようにしましょう。


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春のお彼岸の際にお供え物として用意するモノは?

墓参り
お彼岸期間中にお墓参りへ向かう際、故人の好きだったお菓子や飲み物・数珠・お線香(灸線香)・ライターやチャッカマン・花やしきみ・掃除道具などを事前に準備するのが常識ですが、実は古くからお彼岸の日の定番お供え物があります。それは、あんこをたっぷり使用した「あんころもち」です。


春のお彼岸では、昔から「ぼたもち」をこしらえて、墓前に御供えするのが習わしと言われています。


「ぼたもちじゃなくて、おはぎの間違いじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、おはぎは秋のお彼岸で御供えするものですので、お間違えのないようにご注意ください。


「ぼたもちもおはぎも同じ和菓子じゃん!」と思われた方もいらっしゃるかとおもいます。実際、ぼたもちもおはぎもほとんど同じ和菓子なのですが、実は使用されているあんこが「こしあん」か「つぶあん」かによって名称が異なります。


春に御供えするぼたもちは、牡丹の花によく似ていることから「牡丹餅」、秋に御供えするおはぎは萩の花に似ていることから「御萩」と呼ばれています。

あんこの原材料である小豆は、4月から6月の春にかけて種を蒔き、9月から11月に収穫されます。

秋のお彼岸は9月なので、収穫したての小豆を使って小豆を炊き、ふっくらと仕上がったこしあんでおはぎを作ります。

しかし、春のお彼岸は3月ですので、その頃まで小豆を保存していると皮が固くなってしまうため、小豆の皮を取り除き、のっぺりした甘みの強いこしあんにしてぼたもちを作ってお供えしていたそうです。


ぼたもちやおはぎを墓前に供えるのは、小豆に魔除け効果があること、そして、高価な砂糖をたっぷり使ったご馳走をご先祖様に捧げ、家族の邪気を祓ってもらうために行っていたのかもしれませんね。


まとめ

今回は春のお彼岸にお墓参りする期間とお供え物の選び方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?


普段お墓に行く機会の無い方もお彼岸の時期は家族揃ってお墓参りに向かうという方もいらっしゃることかと思います。お彼岸は年に2度あるから1度行けばいいやではなく、年に2度しかないから足を運ぶということがとっても大切なことなのです。


もうすぐ彼岸入りになります。是非、今年は家族揃ってご先祖様にぼたもちを片手にお墓参りへ向かってみてはいかがでしょうか。


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