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卒業式に着用する袴の着付けに必要なものと注意するポイント

      2016/01/28

着物

大学の卒業式を袴で参加される女性は多く、松下直さんや北川景子さん、井上真央さん、そして浅田真央さんなどの女性著名人の方々も優美な袴姿で大学の卒業式に参加されており、今では小学校の卒業式でも袴姿で参加される女の子たちも大勢いらっしゃいます。

ですが、袴は振袖同様、とっても着付けが難しい召し物ですので、自分で着付けを行う際は事前に練習しておく必要があります。また、着付けをお願いするにしても必要なものを事前に用意しなければ着付けを行うことができません。

そこで、今回は大学の卒業式で着用する袴の着付けに必要なものと着用後の注意点をご紹介したいと思います。

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袴の着付けに必要なものとは?

卒業式

袴を卒業式で着用したいとお考えの方は、着付けの際にどのようなものが必要になるのか知っておく必要があります。

袴を着付ける際に必要になるものは以下の通りです。

□肌襦袢や裾除け
※着物用の肌着です。浴衣用の下着でも代用可能です。

□長襦袢

□紐3本
※ゴム製でもOKです。着物ベルトがある場合は2本で構いません。

□衿芯
※長襦袢の衿に芯として入れるものです。

□伊達巻または伊達締め2本
※着崩れを予防するために必要です。

□着物

□衿止め
※着物を着用する際に衿の位置を固定するものです。

□着物ベルト
※衿元の着崩れを予防するために必要です。

□帯

□帯板
※前面の帯を整えるのに使用します。

□帯枕
※後面の帯でお太鼓を作るために使用します。

□帯締め
※帯を固定するものです。

□帯揚げ
※帯枕を固定するものです。

□足袋

これらは袴を着付ける際に最低限必要となるものですので、プリントアウトして四角部分にチェックを入れて必要なものを1つずつ用意してゆきましょう。

着付けに関する知識をお持ちの方ならば素人さんでも平均30分ほどで着付けることができますが、自信の無い方は親御さんや着付けの先生に頼むことをオススメします。

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袴を着用した際の注意点とは?

着物

袴は着物同様、着用後はマナーや正しい立ち振る舞いなどがありますので、しっかり覚えておきましょう。

【腕を上げる際の注意点】

遠くの友人に手を振ろうと腕を上げる場合、袖口が下がり、二の腕が見えないように、袖口を軽く持った状態で腕を上げて手を振るようにしましょう。

【椅子に座る場合の注意点】

袴を着用中は椅子に深く腰掛けてはいけません。椅子に座る際は、浅く腰掛け、背筋をぴんと伸ばすように着席しましょう。

【床に置いたモノを持ち上げる場合】

袴姿で床に置いたモノを持ち上げる場合、袖のことを忘れて床に袖が付いてしまうことがあります。袴や着物を着用した場合は、必ず片手で袖を持ち、身体を斜めに傾けて腰を落として床に置いたモノを持ち上げるようにしましょう。

【トイレへ行く場合】

トイレへ行く場合は、両袖を袴に挟んでおくと袖が汚れず安心です。

【着崩れしてしまった場合の対処法】

●襟元のたるみ
1.袴の脇に右手を入れます。
2.右肩側の着物の下前をつまみ、下へギュッとひっぱります。
3.左肩側の着物の上前を下げギュッとひっぱると襟元のたるみが改善されます。

●袴をずっている
1.帯ごとグッと上に持ちあげましょう。
2.背中側に付いているヘラを帯の結び目にグッグッと差し込みます。
3.2の時点で改善されていない場合は、袴の結び目を解き、紐をギュッと閉めてリボンを作り直しましょう。

大勢の人の前に居てなかなか袴を持ちあげることができない場合は、袴の右脇に右手を入れ、着物を舌へ引っ張りながら、左手で帯と袴を同時に持ち上げるとその場限りはしのげますので、用が済んだら急いでトイレなどへ直行し、袴のずれを直しましょう。

まとめ

大学の卒業式では、袴を着用する女性は多いのですが、着付けの方法やマナー、立ち振る舞いを知らないことが多いので、しっかり知識を付けた状態で袴を着用するようにしましょう。

また、今回ご紹介しておりませんが、階段の上り下りや自動車の乗降の際にも細やかなルールがございますので、社会人の第一歩としてマナーを身に着け、後悔の無い卒業式を迎えましょう。

※このサイトの紹介が一番良かったので紹介しておきます↓

⇒ www.hakama-rental.com/checkpoint
(袴の着付けに関する手順)

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