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東北三大祭りのひとつ「青森ねぶた祭り」とは?その歴史に迫る!

      2016/06/16

青森ねぶた祭り

出典:http://www.aptinet.jp/PostDetail_display_00000047.html

「ヤーレ、ヤーレ、ヤーレヤ」「ラッセーラ」「ラッセ、ラッセ」といった掛け声と共に武者などを模した人形や武者絵の描かれた扇型の山車灯籠が人々に曳かれて街を練り歩くド迫力な夏祭りとして有名な「青森ねぶた祭り」は、宮城県の仙台七夕まつり・秋田県の竿燈と並び東北三大祭りのひとつです。


ねぶた祭り自体は、東日本各地で催されているのですが、なかでも青森県内の各地で毎年8月初旬に開催されているねぶた祭りは、たいへん人気が高く、毎年国内外から200万人以上の観光客が押し寄せる話題のお祭りとなっています。

青森県内で開催されているねぶた祭りでも、とりわけ有名なのが「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」であり、これらは1980年に重要無形民俗文化財に指定されています。


さて、そんな多くの人々を惹き付ける青森ねぶた祭りですが、皆さんはねぶた祭りの誕生に関する歴史をご存知ですか。

今回は、意外と知られていない青森ねぶた祭りの歴史に迫りたいと思います。


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「ねぶた」の由来とは?

青森ねぶた祭り

出典:http://www.aptinet.jp/PostDetail_display_00000047.html

毎年8月初旬に開催されている青森ねぶた祭りですが、その起源は定かにされておりません。

ですが、奈良時代に中国から遣唐使たちによって伝わった五節句のひとつ「七夕」と古くから津軽地方に伝わる習俗と精霊送り、人形、虫送りなどの行事が時代の流れと共に一体化し、紙と竹、そして蝋燭が普及したことで、灯籠となり、それが変化して人形や扇ねぶたになったのではないかと言われています。


初期のねぶたの有様は「七夕祭り」であったのではないかという理由は、七夕祭りの際に使用される練り物の中心が「ねぶた」と呼ばれる灯籠であり、7月7日の夜に穢れを川や海へ流す禊の行事として灯籠を流し、無病息災を祈願していたからです。この行事をねぶた流しと呼び、現在青森ねぶた祭りで行われている海上運行の起源ではないかと囁かれています。


「ねぶた」という名称ですが、これは東北地方をはじめ、信越地方の「ネンブリ流し」や関東地方の「ネブチ (ネボケまたはネムッタ)流し」などの民族語彙分布と方言学の「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」へと転訛したものではないかと考えられています。


青森ねぶた祭りの歴史

青森ねぶた祭り

出典:http://www.aptinet.jp/PostDetail_display_00000047.html

東日本各地で催されているねぶた祭りですが、青森ねぶた祭りは日本だけではなく、世界各国から注目を集める、たいへん人気の夏祭りのひとつです。

では、世界から注目を集めているド迫力の青森ねぶた祭りの歴史についてご説明しましょう。

青森ねぶた祭りの起源として有名なのが、平安時代初めの武人であり、のちに征夷大将軍となる坂上田村麻呂が陸奥国の蝦夷征討の際、敵軍を油断させておびき寄せるために大燈籠と笛、太鼓で囃し立てたことが由来だというものです。
ですが、坂上田村麻呂が青森の地で征討活動をしていたとは考えにくいということから、現在では田村麻呂伝説のひとつとされています。


青森ねぶた祭りは、日本各地に土着している七夕祭りや眠り流し (禊祓い)の行事が変化したものと考えるのが主流となっており、現在のねぶた祭りの起源となったのは「浅虫ねぶた」であるとされています。


しかし、一方で田村麻呂の側近である文室綿麻呂によって、史実上、田村麻呂が青森県まで達したという可能性も高く、青森ねぶた祭りのみ、他の地域で行われているねぶた (ねぷた)祭りと大きく異なる点や古来より伝わる日本伝統音楽のなかでも他に類を見ない勇壮な囃子であることから蝦夷征伐説も否定することもできません。

また、青森市内には征伐郡の戦勝祈願や蝦夷トンケイ没所、蝦夷の砦“甲田丸”跡といった蝦夷征伐の痕跡が数多く残っています。


青森ねぶた祭りは、大型の灯籠を担いで町中を練り歩く行為に対して藩主が領地内の政治を行う藩政時代から明治時代にかけて、度々禁止令が下っており、戦時中も禁止されていたのですが、戦況が悪化した1944年のみ戦意抑揚という名目で「桃太郎の鬼退治」をもじった「桃太郎のルーズヴェルト退治」が製作されたそうです。

戦後は、進駐軍による影響によって海外への敵対表現が禁止となり、刀を携えたねぶたも製作禁止とされていました。

しかし、進駐軍が撤退すると、青森県内の企業がねぶた運行の主体となって行われるようになり、観光としての側面が強まってゆき、幾多の苦難を乗り越えて現在の青森ねぶた祭りが誕生したのです。


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【2016年最新版】青森ねぶた祭りの日程・スケジュール

青森ねぶた祭り

出典:http://www.aptinet.jp/PostDetail_display_00000047.html

青森ねぶた祭りは、曜日に関わらず、毎年8月2日から8月7日にかけて開催されています。

では、青森ねぶた祭りの詳しい日程とスケジュールをご紹介しましょう。


【日程】

毎年8月2日から8月7日


【スケジュール】

・8月2日 ~ 8月3日 (夜)
子どもねぶた・大型ねぶたの運行

・8月4日 ~ 8月6日 (夜)
大型ねぶたの運行

・8月7日
昼の部:大型ねぶたの運行
夜の部:青森花火大会&ねぶた会場運行


【詳細なスケジュール】

・8月1日
18時~21時頃:青い海公園特設ステージにて前夜祭
19時~20時40分頃:浅虫温泉にて浅虫温泉花火大会

・8月2日~8月3日
19時10分~21時:子どもねぶた (15台ほど)+大型ねぶた (15台ほど)の運行

・8月4日~8月6日
19時10分~21時:大型ねぶた(20台ほど)の運行
※最終日にはねぶた大賞などの授賞式が行われます。

・8月7日
13時~15時:大型ねぶた(20台ほど)の運行
19時15分~21時頃:青森港にて青森花火大会+ねぶた会場運行

運行コース等は「青森ねぶた祭オフィシャルサイト」にてご確認ください。


まとめ

今回は東北三大祭りのひとつ「青森ねぶた祭り」についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

よく「ねぶた」と「ねぷた」は、何が違うのかというお話を耳にしますが、地域による訛り方の違いであり、お祭り自体に大きな相違点はございません。

今年の夏は青森県内のねぶた・ねぷた祭りを巡ってみてはいかがでしょうか。


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