今日のふた言

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着物の収納方法は桐箱以外でもOK?クローゼットや押し入れにしまう際のポイント

      2016/02/09

桐箪笥


黒留袖・振袖・訪問着など着物には様々な種類がありますが、それぞれ着用するシーンが全く異なります。

例えば、夏祭りに振袖を着たり、初詣に浴衣を着てくるなんて方はいませんよね。ですので、着物を着る際は必ずTPOに合わせて着こなす必要があります。

ですが、着物は洋服のように洗濯機で洗ったりすることができませんし、湿気や虫などから守らなくてはなりません。そのため、着物を長持ちさせるためには桐箱に入れて収納することを推奨されています。


しかし、桐箱はとても高価なため、たくさん着物を持っている方ならば良いかもしれませんが、1着2着しか持っていない方からすると、勿体無く感じてしまいますよね。

そこで、今回は着物の収納方法は桐箱以外でも問題ないのか、クローゼットや押し入れにしまう際の注意点などをご説明したいと思います。


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着物を桐箱で収納する理由

桐箱

出典:http://www.juho-tougei.jp/3ktrg/kodougu/suti-ru/kiridan/22-1kiribako.html

日本では昔から着物を収納する際、必ず桐箱が使用されており、かつては嫁入り道具の1つとして扱われてきました。

なぜ、着物を桐箱に収納するのが良いのでしょうか。

その理由は、「通気性が良い」「虫が付きにくい」「火災が起きても燃えにくい」「軽量なのに頑丈で、多少の傷ならば自ら修復する力がある」という4つのメリットがあるからです。


近年は輸入木材の増加や日本国内の森林面積の減少によって国産桐の数が激減しており、桐100%の桐箱にはなかなかお目にかかることができませんが、全て桐で出来ていなくても一部分に桐材が使用されていれば、防湿効果は得ることができます。

着物は天然の絹で出来ておりますので、桐などの木製素材で出来たタンスなどとはとても相性が良いと言われています。


しかし、桐などの木製素材で出来た収納箱よりも安価に購入できるうえ、たっぷり収納できるプラスチックケースやダンボールなどに入れてクローゼットや押し入れに保管しておきたいという方もいらっしゃるかと思います。

では、着物をプラスチックケースやダンボールへ入れて収納することは可能なのでしょうか?


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着物を桐箱以外で収納する方法とは?

着物

【プラスチックケース】

ホームセンターや通販サイトなど様々なお店で購入できるプラスチックケースは、衣類やおもちゃなど様々なものを収納できる便利なアイテムです。しかも、ケースは透明なので中に何が入っているか確認出来ますし、クローゼットや押し入れなどスペースさえあればどこにでもしまえる優れものです。

比較的お手頃価格で購入できるのも嬉しいですよね!

そのため、着物をプラスチックケースへ入れて収納される方は大勢おられます。しかし、プラスチックケースはとても通気性が悪いので、こまめに換気をし、防虫および防湿対策をしっかり行う必要があります。

また、直射日光の当たる場所で管理するのは着物を変色・変質させてしまう可能性がありますので、着物が入っているプラスチックケースにはラベルを貼り、クローゼットや押し入れなど直射日光の当たらない場所で大切に保管しましょう。


【ダンボール】

荷物を詰め込んだり、運んだりする際にとても便利なダンボールですが、ダンボール自体が傷みやすく、湿気や防虫対策に難がありますので、絶対に着物を収納してクローゼットや押し入れにしまわないでください。


【お茶箱】

お茶箱は昔から桐箱と同様に着物の収納箱として大活躍してきた収納箱の1つです。

お茶箱は、1度フタをしたら外からの湿気を中に入れないという特性があるため、防湿対策にはもってこいなのですが、外から持ち込まれた湿気を外へ逃がさないというデメリットがあるため、着物に含まれる湿気によって着物が傷んでしまう場合があります。

また、お茶箱の中にある金属板が湿気によって酸化してしまうと着物にダメージを負わせてしまうため、桐箱を購入する間のつなぎとして使用するのはオススメですが、長期間の保管には向いておりませんので、利用される際はお気を付け下さい。


クローゼットや押し入れにしまう際のポイント

クローゼットや押し入れに着物を収納する際、必ず防湿・防虫対策は怠らないようにして下さい。

着物に湿気をこもらせない為には、こまめに取り出して虫干しを行うのが一番なのですが、毎回虫干しを行うのが難しいという方は、こまめにタンスの引き出しをコブシ1つ分開き、風通しを良くしたり、プラスチックケースを頻繁に開けて中の空気を入れ替えるなど工夫をしましょう。


このとき、外がジメッとしていない日を狙うのがポイントです。そして、年に2度乾燥した季節には必ず着物を取り出し、吊るし干しにするようにしましょう。


まとめ

着物は繊細な衣服のため、取り扱いが難しいと感じるかもしれませんが、私たちが普段着用している衣類も長持ちさせるためには絵表示を確認して洗濯を行ったり、湿気や虫が寄り付かないように対策を取る必要があるのです。

着物は特別な日にしか着ないため、ちょっぴり面倒に感じるかもしれませんが、収納に関する知識を付けることで着物を長持ちさせることができますし、正しく収納することによっては子どもやお孫さんと代々受け継いでゆくことができますので、未来への財産となります。

ご自宅に着物がある方は、今一度着物の収納方法を見直し、適切な方法で保管するように心掛けましょう。


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