今日のふた言

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童謡「うれしいひなまつり」の歌の意味とは?歌詞に間違いがあるって本当?

      2016/01/14

おひなさま


3月3日はひな祭りですね!

娘を持つお父さんやお母さんは、2月の下旬ごろからひな人形を飾ったり、お祝い膳の準備をしたりと大忙しです。また、保育園や幼稚園でも園長先生や職員の先生方はひな祭りに向けて、園内を飾り付けしたり、段飾りの豪華なひな人形をホールに飾って園児たちを楽しませています。


さて、ひな祭りと言えば、誰もが耳にしたことのある「うれしいひなまつり」という童謡がありますが、実はこの童謡には間違いがあるって知っていましたか?

そこで、今回は日本の歌百選にも選ばれた名曲「うれしいひなまつり」に隠された歌の意味や歌詞の間違いをご紹介したいと思います!


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「うれしいひなまつり」って?

雛人形
「うれしいひなまつり」とは、1935年に山野三郎(現在はサトウハチロー)氏が作詞し、河村直則(現・河村光陽)氏が作曲した日本の童謡です。

タイトルの通り、ひな祭りをテーマにした童謡となっており、サトウハチロー氏が愛娘にひな人形のセットを購入した前後に作った作品だと言われています。

「どんな歌だっけ?」という方も多いかと思いますので、うれしいひなまつりの歌詞をご紹介します。

【うれしいひなまつり】
山野三郎作詞・河村直則作曲

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

お内裏様とおひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり


いかがでしょうか?ふっと脳裏に懐かしい思い出が蘇ってきた方もいらっしゃるかと思います。

実はこの「うれしいひなまつり」の歌にはいくつか間違いがあることに気付きましたか?いったいこの歌のどこに間違いがあるのでしょうか?


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「うれしいひなまつり」の歌詞にある間違いとは?

雛人形
「うれしいひまなつり」はタイトルに「うれしい」という言葉が入っていながら、とっても単調で楽しさと嬉しさよりも日本情緒が豊かに表現されている童謡として2007年に日本の歌百選に選ばれました。

ですが、この歌には2か所間違いがあるのです。


もうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2番目の歌詞「お内裏様とおひな様 二人ならんで すまし顔」3番目の歌詞「すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣」のこの部分です。


2番の間違い部分

「お内裏様とおひな様 二人ならんで すまし顔」ですが、実は「お内裏様とおひな様」は別々の人物を表しているように感じますが、お内裏様というのは男雛と女雛を合わせた総称のため、お内裏様=男雛・おひな様=女雛という意味ではありません。

そのため、「お内裏様とおひな様」は男雛1体と女雛2対を表すことになり、次の「二人並んで すましがお」という歌詞に違和感が生まれます。


3番の間違い部分

2つめの間違いは「すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣」の歌詞ですが、どこに違和感を覚えるか皆さんはお分かりでしょうか?

ひな人形は、端整な顔立ちの若い男性を「右大臣」、白い御髭のおじいさんが「左大臣」と呼ばれているのですが、どちらかというと左大臣の方が右大臣に比べて赤い顔をしていますよね。つまり、「すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣」の間違いは、右大臣ではなく左大臣だということです。

ですが、「すこし白酒 めされたか」という言葉から、右大臣が白酒を嗜み、頬を赤らめたという意味に捉えることができるため、こちらの歌詞は聴き取り手次第で解釈が異なります。


「うれしいひなまつり」に隠された哀しい物語とは?

「うれしいひなまつり」は2か所に間違いがありますが、実はこの歌にはとても悲しい物語が隠されており、その物語を紐解くことができる歌詞があります(一説です)。

それは2番の歌詞にある「お嫁にいらした 姉様に よく似た官女の 白い顔」です。



官女とは、宮仕えの女房のことなのですが、なぜお姉さんを女雛に似ていると表現していないのでしょうか。

それは、嫁ぎ先が決まった矢先に山野氏のお姉さんが18歳という若さで結核を患い、亡くなってしまい、山野氏はひな人形を見る度に姉のことを思いだして悲しい気持ちになることから、あえて透き通るような美しい肌を持つ官女をお姉さんと表現していると言われています。

山野氏がなぜここまでお姉さんのことを慕っているのかと言いますと、山野氏は幼い頃に怪我をしてしまったため、屋外で活発に遊ぶことができませんでした。そのとき、ピアノの師でもある姉が彼の良き友となり、常に一緒にいてくれたそうです。


また、山野氏は「うれしいひなまつり」以外にも「ちいさい秋みつけた」や「リンゴの唄」など数々の名曲を残しているのですが、「うれしいひなまつり」には不正確な描写が2か所あることから、とっても気にしており、晩年までこの歌を嫌っていたと言われています。


ですが、彼が嫌ったこの歌も今ではひなまつりの定番ソングとして多くの人々の間で親しまれており、今ではアメリカやメキシコなど世界各国から人気のある童謡として愛されています。<

「うれしいひなまつり」の歌詞には2か所間違いはありますが、そんな間違いが気にならないほど、大勢の人々から愛されるこの歌はとっても幸せなのかもしれませんね。


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