今日のふた言

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【初心者さん必見!】正しいバラの育て方と肥料や道具の選び方とは!?

      2016/03/06

バラ

上品な香りと凛とした美しさを持つバラは、絶世の美女と称される古代エジプトの女王「クレオパトラ」も愛したと言われています。

また、バラは数々のギリシャ神話にも登場しており、美や恋愛、豊穣の女神であるアフロディーテの誕生とバラや愛の神エロスのこぼした神酒とバラはとても有名な神話です。

バラといえば、日本でもお馴染みの植物であり、野茨や浜茄子などの原種バラが自生する国でもあります。万葉集にも丈部鳥にて「道の辺の茨のうれに延ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」と詠われており、大切な人を置いて単身防人の旅立ちへ向かう心境を描いています。

そんな昔から大勢の人々から愛されているバラを今年から育ててみようとお考えの方に正しい育て方と肥料の選び方をご紹介したいと思います。

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バラを育てるのは大変!?正しい栽培方法をご紹介

バラ

バラを栽培する際、最低限守ってほしいことがあります。

1.日当たりの良い場所で育てること。
2.風通しの良い場所であること。
3.土の状態を常にベストコンディションに保つことです。

バラは1日に最低でも3時間から4時間は日光に当てる必要があります。日に当たると樹の生長も早くなり、健康に育つからです。もちろん、日陰に強い品種のバラもございますが、日光に当たっていない分、花つきや花色も悪くなるので、極力日光の当たる場所で育てるようにしましょう。

風通しの悪い場所で栽培を行ってしまうと、病気や害虫が発生しやすくなるため、こまめに剪定し、風通しを良くしておく必要があります。

また、土は肥料を与えるよりも重要なものですので、水はけが良く、優れた保水性と保肥性を持つ土を用意しましょう。庭で育てる場合は、腐葉土や堆肥を土に混ぜておくと丈夫で健康な樹になり、害虫や病気に強くなります。

また、バラは12か月毎に手入れを行う必要がありますので、育てるのが大変だと思われる方も多いかもしれませんが、慣れてしまえば簡単ですので、始めのうちは自分のペースで行ってゆきましょう。

バラには、様々な品種があり、つるバラなのか木バラなのか、庭植えや鉢植えなのかによって剪定時期や施肥の時期が若干異なります。

そのため、詳しい栽培方法をご紹介することがここでは出来かねてしまいますが、植え付けを行うならば11月から翌年の2月、地植えを行うならば3月から10月に行うと良いでしょう。

新苗を購入される際は、冬に接ぎ木されたものが4月から5月頃に市場に出回りますが、花が咲くまで1年から2年ほどかかるため、すぐに花を咲かせたいという方にはオススメできません。

大苗は新苗を春頃に植え替えて育てて秋から冬にかけて掘り上げたものです。主に10月から翌年の3月にかけて市場に出回っています。ですが、新苗に比べて新しい土に根付くのが難しいと言われておりますので、初心者の方にはあまりオススメできません。

初めてバラを育てる場合は、大苗を鉢に入れて育てた鉢苗を購入すると育てやすく、さらに購入した年からバラを咲かせることができますので、値段はやや高めですが、こちらの苗を購入することをオススメします。

バラには、鉢植えと地植えの2タイプあり、植え付け時期はどちらも生長期である4月下旬頃から6月中旬に行うようにしましょう。

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バラを育てる際に必要となる道具は?

バラ

バラを栽培する際、必ず必要となる道具をまとめてみましたのでご紹介します。

【バラを栽培する際の道具リスト】

□プラスチック製のバラ専用鉢
□土
□肥料
□支柱
□花台
□薬剤
□ジョウロやホース
□選定ばさみ
□手袋

初心者の方にはバラ専用の培養土がオススメですが、今後のことを考えると応用力や経済面を考えてご自身で土を配合するようにすると良いでしょう。

肥料ですが、バラの健やかな生長と美しい花を咲かせるために必要なものですので、バラ専用のものを購入しておきましょう。

支柱をはじめ、オベリスクやトレリスなどはバラの品種に合わせて購入しておき、花台は夏場の照り返しでバラの根元を傷めてしまわないように保護したり、湿気を逃がしたり、害虫の侵入を防ぐために役立つのでそれぞれ用意しておきましょう。

バラを長年栽培していらっしゃる方は無農薬で栽培をすることが可能ですが、初心者の方は、背伸びをせず、専用の混合薬剤を購入しておくことをオススメします。

ジョウロやホースなどの水撒き道具は、ハス口のジョウロやシャワーに切り替えできるホースを用意しましょう。剪定ばさみは、使い勝手の良い丈夫で切れ味の良いものを1つ用意しましょう。

バラは棘がありますので、作業中に怪我をしないようにバラ専用の手袋もしくは革手袋を購入しましょう。

バラを栽培する際にオススメの肥料とは?

肥料

バラを栽培する際、土を自分で配合するならば、水はけが良く、水持ち及び肥料持ちの良い、団粒構造になるように「小玉の赤玉土6:腐葉土4」を混ぜ合わせた土を使うか「赤玉土中粒3:鹿沼土3:馬糞堆肥や牛糞堆肥2:培養土1から1.5:もみがら燻炭0.5から1」の割合でブレンドした土などを使うとバラが健康に育つと言われておりますが、肥料は自分で配合することができないため、バラ専用の肥料を購入する必要があります。

バラをはじめ、植物は肥料三大要素と呼ばれる窒素・リン酸・カリは必須栄養素ですので、これら3つの栄養素が含まれている肥料を選ぶようにしましょう。

窒素には、葉・茎・根の生育を促進させる働きがあり、欠乏すると生長が悪くなり、あh色が淡い色になります。リン酸には、開花や結実を促す効果があるため、欠乏すると花数が激減し、発根不良や葉が黒ずみ、結実が遅れます。

カリには、根の発育を促す作用があり、病気や害虫、寒さなどに抵抗する力を付けることができます。欠乏すると、根が腐ったり、葉縁が変色します。さらに果実の風味や外見がいびつになります。

他にも植物の細胞強化に欠かせないカルシウム・光合成に必要な葉緑素を生成するマグネシウム・タンパク質やアミノ酸を生成する硫黄などが含まれていると、なお良いでしょう。

バラ専用の肥料として、株式会社タクト「バイオゴールドセレクション薔薇」やHYPONeX「バラ専用肥料」などが挙げられますので、ご自身が育てたいバラの品種によって選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回はバラの育て方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

バラは毎日手入れを行わなければならない繊細な植物です。そのため、バラ中心の生活が難しいという方は栽培を避けた方が無難です。

まずは、初心者向きのアイスバーグやピエール・ド・ロンサールなどから栽培を始めてゆき、バラ関連の書籍をしっかり熟読してから育てるようにしましょう。

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