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熱中症の症状とは?頭痛や下痢といった症状に要注意! 

      2016/04/07

太陽


ゴールデンウィークが終わると、二十四節気の1つである「立夏」がやってきます。この日から立秋の前日までの期間を暦のうえでは夏となり、山肌を鮮やかな緑色に染めてゆき、夏の気配を感じるようになります。

この頃から日本のあちらこちらで、春の運動会が催されたり、中学・高校の全国大会の予選が行われるのですが、1日中屋外で活動するため、なかには熱中症で倒れてしまう保護者や子どもたちも出てきます。

特に日差しが強くなる7月から8月にかけては熱中症による搬送者数がピークを迎えると言われており、テレビや雑誌、インターネットなどの情報サイトでは熱中症対策を呼びかけています。


また、最近では梅雨の時期に熱中症になる方も増えており、その理由は、気温が20度ほどの比較的涼しい場合でも湿度が80%を越えたことによって汗が正常に分泌されず、熱中症を引き起こしているのではないかと考えられています。

ですが、熱中症という言葉を耳にする機会は増えたものの、いったいどのような症状が現れるのかご存知無い方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は熱中症の症状と適切な応急処置についてご紹介したいと思います。


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熱中症の症状とは

南中高度
熱中症による救急搬送車数は2000年頃から増加傾向にあり、現れる症状の度合いによってⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分けられます。

日本救急医学会では、熱中症の症状を以下のようにカテゴリ別に分けており、それぞれの症状に合わせた応急処置を取ることを推奨しています。


『熱中症度合:Ⅰ度』
熱中症の中では比較的軽度の分類であり、現場での応急処置を行うことが可能です。主な症状として、めまい・失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗などが挙げられます。


『熱中症度合:Ⅱ度』
やや危険な状態です。速やかに病院で診てもらう必要があります。主な症状として、頭痛・吐き気・嘔吐・気分が不快・力が入らない・体力や気力が失われて倒れそうな状態などが挙げられます。


『熱中症度合:Ⅲ度』
生命の危険に関わります。入院もしくは集中治療が必要です。主な症状として、意識不明・けいれん・歩行困難・刺激への異常な反応・高体温などが挙げられます。


熱中症を引き起こす原因は「暑さ」です。

人間の身体は36度前後を維持しており、気温が高くなったり、運動をした後は体内に溜まった熱を放出するため、汗をかいたり、皮膚の表面から熱を空気中へ逃がして37度以上にならないように調節しています。

しかし、人間は体温を下げるために体内の水分を使用するため、水分不足に陥ると37度以下を保ってきた体温が徐々に上昇をはじめ、脳を含めた重要な臓器が機能しにくくなってゆき、血液が減少することで血液循環が悪くなり、熱中症を引き起こしてしまうのです。


熱中症を予防するためには、暑さ対策をしっかりと行い、日頃から暑さに慣れること、そしてこまめな水分補給を行うことが重要となります。


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熱中症の症状別応急処置について

背中
熱中症には、大きく分けて「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の4つに分類されます。

実は熱中症はこれら4つの健康障害の総称のことであり、それぞれ応急処置の方法が異なるため、誤った処置を行うとたいへん危険です。

では、熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病それぞれの応急処置についてご説明します。


熱失神

皮膚の血管が拡張したことで血圧が低下し、脳の血流が減少したことで引き起こります。

○熱失神の特徴
・脈が速く、弱い
・めまい
・一時的な失神
・顔が青白い

【応急処置】
0.1%から0.2%の食塩水もしくはイオン飲料、経口補水液を飲ませ、足を高くして寝かせます。手と足から身体の中心に向かって優しくマッサージを行うのがポイントです。


熱けいれん

汗を大量にかいたにも関わらず、水ばかり飲んでしまい、血液内の塩分濃度が低下し、腕や脚、腹部に筋肉痛のような痛みとけいれんが生じます。

○熱けいれんの特徴
・筋肉痛
・手や脚がつる(こむらがえりなど)
・筋肉がけいれんしている

【応急処置】
0.9%の食塩水を飲ませて休ませます。回復しない場合は救急車を要請し、速やかに医師に診てもらうようにしましょう。


熱疲労

汗を大量にかいているのに、水分補給が間に合わず、身体が脱水状態に陥ることです。

○熱疲労の特徴
・全身への倦怠感
・悪心
・嘔吐
・頭痛
・集中力及び判断力の低下

【応急処置】
熱失神と同じです。


熱射病

体温が上昇したことで中枢機能に異常が生じ、意識障害やショック症状を引き起こすことです。

○熱射病の特徴
・高体温
・意識障害
・応答が鈍い
・言動異常
・ふらつく

【応急処置】
ただちに救急車を要請し、水をかけたり、濡れたタオルなどで身体を冷やします。首筋・脇の下・大腿部の付け根を冷やすのがポイントです。


どの熱中症の症状にも言えますが、まず身体に異常が生じた場合は、速やかに風通しの良い場所や冷房の効いている室内へ移動し、衣服を緩めて熱を身体の外に放出するようにしましょう。


そして、救急車を要請し、救急車が到着するまで適切な応急処置を行うようにしましょう。回復したから安全だというわけではありませんので、症状が落ち着いたら信頼できる医師に必ず診てもらうようにしましょう。


まとめ

今回は熱中症の症状と適切な応急処置についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。熱中症は、毎年大勢の方が亡くなっているたいへん危険なものです。


出来る限り直射日光を避け、こまめに水分補給し、気温の変化に慣れるように日頃から運動する習慣を身に着け、体温調節しやすい服装を心掛けることが大切です。

熱中症はゴールデンウィーク明けからの対策が重要ですので、まだ対策を取っていない方は、明日から熱中症対策を行ってみてはいかがでしょうか。


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