エアコン(冷房)の電気代を節約する方法
2016/04/18
7月から8月にかけて、気温が30度を超える夏日が連日続くと、夏バテや熱中症などを引き起こし、病院へ救急搬送される方々も増加します。
熱中症の原因は、高温の環境で長時間過ごしたことによる体内の水分喪失や電解質バランスの乱れ、体温調節が正常に行われないなど様々な原因が挙げられますが、なぜ室内にいたにも関わらず、熱中症になってしまうのでしょうか。
それは、エアコンや扇風機などを付けないで過ごしていたことが原因だと考えられます。
エアコンを付けるタイミングは人それぞれですが、エアコンを付けると電気代が上がる・環境や身体に悪いなどのイメージがあり、なかには暑さに耐えることが格好良いと感じる方々もいらっしゃいます。
確かにエアコンを付けると電気代が大幅にアップするため、極力付けたくないというのは分かりますが、生命には代えられません。
そこで、今回はエアコンを付けても電気代が大幅にアップしない超節約術をご紹介したいと思います。
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電気代を上げないエアコンの正しい使い方とは!?
エアコンを付けると電気代が上がるから付けられないという方も大勢いらっしゃるかと思いますが、実はエアコンを正しく使うことが出来れば、電気代の大幅な上昇を抑えることができるのです!
では、エアコンの正しい使い方をご紹介します。
その1『冷房は涼しい朝の時間から付けるべし!』
夏の朝は、昼間と比べて清々しく涼やかな時間となっています。そのため、エアコンを付けなくても快適に過ごすことができます。しかし、実はエアコンは涼しい時間帯から付けることで電気代を節約することができることが明らかになりました。
一般的には「30度を越えたら冷房を付ける」というのが節約術となっていますが、高温となった室温を下げるためにエアコンは必死に電力を使って温度を下げようと頑張ります。
実は同じ気温を維持するよりも、高温から低温へ下げる方が電力を消費するため、最も気温の高くなる12時から14時頃に冷房を付けてしまうと、消費電力が大幅にアップします。
ですので、エアコンを付ける際は、気温が30度になる前の朝から設定温度28度にキープして運転させておいた方が節約になるのです。
その2『こまめなON・OFFは禁物!』
節約術の1つ「こまめにスイッチを切る」は、電気代を高くする原因となっています。確かに電球などはこまめにスイッチを切った方が節約になるのですが、エアコン場合は別です。
エアコンの消費電力が大幅に上がる瞬間は「スイッチを入れた直後の10分間」になります。エアコンは室温が設定温度まで近付くと安定してくるので、ヒトがいないからといってスイッチを切ってしまうのは厳禁です。
スイッチを入れたり、切ったりするとエアコンが無駄に電力を消費してしまい、さらに、室温も上がってしまうので、次にスイッチを入れた際、再び多くの電力を使用してしまうので、節約したい方は、エアコンを付けっぱなしにし、こまめにスイッチをON・OFFしないように心掛けましょう。
ただし、就寝時は2時間で電源が切れるようにタイマーをかけて置くようにし、後は扇風機の力に頼ることが大切です。一晩中冷房を浴びていると体調不良を引き起こす原因になるので、絶対に付けっぱなしで眠らないようにしてください。
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その3『高めの設定温度&自動設定の風量を維持するべし!』
エアコンの電気代を節約する際、設定温度を1度上げることでおよそ10%節電することができると言われています。そのため、政府が推奨している設定温度28度は家計に優しい設定温度となっており、それ以下にしてしまうと、冷房病などを引き起こす原因となるので、たいへん危険です。
エアコンの設定温度を高めに設定した後は、風量を自動設定にしておきましょう。実はエアコンの設定温度を下げるよりも、風量を強めた方が電力の消費を抑えられ、より効率的に電気代を節約することができます。
ヒトは風が肌に触れることで涼しいと感じるので、冷房の設定温度はそのままにし、風量を強めたり、扇風機を付けて風を感じて涼を取りましょう。
その4『風向きを変えるべし!』
冷たい空気は下へ集まるため、エアコンの風向きが下を向いていると、上半身は汗ばんで暑いのに、下半身は冷えて寒いというアンバランスな状態となってしまいます。
エアコンを付ける際は吹き出し口の風向きを出来るだけ水平にし、室内の空気を混ぜるようにするのが節約への第一歩です。その際、扇風機を併用することでさらに空気が撹拌されるので、効率良く室内を冷やすことができます。
その5『室内外の環境を清潔に保つべし!』
エアコンを使う際、フィルターや吹き出し口などをキレイに洗浄して使用する方も多いですが、エアコンは屋外に設置されている室外機とセットで動いているため、いくら室内のエアコンをキレイにしても室外機が汚れていては電気代が上がってしまいます。
また、室外機に太陽の光が直接当たっている場合は熱交換能力が低下してしまうため、室外機に日光が当たらないように日差し避けを作るなどの工夫が必要になります。
より効率良く室内を冷やしたい場合は、エアコンを使用する際は日光の熱を遮断するために、遮光カーテンやブラインドを下ろしましょう。可能であれば、プチプチ状の断熱シートを窓に貼り付けたり、雨戸を閉めて外気の熱を室内に侵入しないように対策を取るのもオススメです。ただ、人間はある程度日光を浴びないと身体に悪いので、カーテンやブラインドまでにしておいた方が良いかもしれませんね。
エアコンのお手入れですが、フィルターなどは2週間に1度のペースで付着したゴミや汚れを取り除くと冷却効果が大幅にアップしますし、電気代の節約にもなりますので、面倒くさがらず、シーズン中はこまめに掃除を行うようにしましょう。
他にも体感温度を下げるために38度のお湯を浴びて汗を流したり、ハッカ油を使ったり自分自身を冷やすことも大切です。
まとめ
今回はエアコン(冷房)の電気代を節約する方法についてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
最近では温暖化の影響もあって、6月頃からジメジメと蒸し暑い日々が続きます。そのため、エアコンを付ける時期が若干早まっており、電気料金が6月から9月にかけて跳ね上がるというご家庭もあります。
梅雨の時期は湿度が高いことで引き起こる熱中症ですので、湿度を15%カットすると体感温度が1度下がりますので、エアコンの除湿機能を上手く使い、電気料金を下げてゆきましょう。ちなみに、除湿機能を使用する場合は、再熱方式ではないエアコンを購入するのが電気代を節約するコツとなっています。
それでは、エアコンの機能を賢く使い、清々しい夏を過ごしてゆきましょう!
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