名刺の受け取り方と渡し方のマナーと交換する順番
2016/02/16
今年社会人として新たな一歩を踏み出そうとしている大勢のフレッシュマンの中にビジネスマナーをしっかり学んだという方はおりますか?
ビジネスマナーとは、仕事をするうえで重要となる常識のことです。ビジネスマナーには、言動1つ1つにマナーがあり、これをマスターしないことには、1人前の社会人とは呼べません。
では、先ずはビジネスマナーの基本中の基本と呼ばれる名刺交換の受け渡しに関する常識についてご説明します。
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ビジネスマナーの基本 名刺交換の受け渡し方
フレッシュマンの方々は、4月から数か月間は研修期間になるかと思います。
研修期間中は先輩方に仕事のやり方だけではなく、ビジネスシーンで必要となる常識やマナーをみっちり教わることになります。
特にビジネスマナーの基本中の基本と言われる「名刺交換」は、社会人として重要なマナーですので、おそらく名刺交換の受け渡し方から学ぶことになるでしょう。
では、正しい名刺交換の受け渡し方法についてご説明します。
まず、名刺交換の際に注意しなければならないことを4つご紹介します。
【名刺を受け取る際のマナー】
1.先方の会社のロゴや氏名の上に指を置いて受け取ってはいけない。
2.同時に名刺を出してしまった場合、必ず目上の方よりも先に名刺を受け取ってはいけない。
3.名刺をくださった方の目の前で受け取った名刺にメモを書きこんではいけない。
4.目上の方の方が名刺を先に出された場合、「お先に頂いて、申し訳ありません。」と言ってはいけない。
【名刺を渡す際のマナー】
1.先方が差し出した名刺の高さよりも低い位置で名刺を差し出す。
2.名刺をテーブル越しに渡してはいけない。
3.上着のポケットやお財布から直接名刺を出してはいけない。
4.名刺が折れ曲がっていたり、しわくちゃになっているなど汚れたものを渡さない。
これらは最低限守ってほしい名刺交換のマナーですので、必ず覚えておきましょう。
では、実践編に移ります。
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名刺交換 実践編
名刺交換ですが、交換する方の順番に注目しましょう。
1対1で名刺交換をする場合、目下の方から目上の方へ先に名刺を出すのが常識です。
ビジネスシーンにおいて、目上と目下の基準は年齢や社会的地位ではなく、お金を出資する(取り引きを受ける・お願いをされている)方が目上にあたり、お金を受領される(取引を持ちかけている・お願いしている)方が目下になります。
ですので、営業活動の際に名刺を交換する場合は、常に自分自身が目下となるので、先に名刺を差し出さなければなりません。営業活動以外の場合は、地位が高い方よりも低い方、訪問先よりも訪問者の方が目下となりますので、覚えておきましょう。
複数と名刺交換をする場合、目上の方から順番に名刺交換を行うのが基本です。
例えば、あなたの勤め先から「あなた・課長・部長」の3名が訪問先の会社にて「担当者・担当者の上司」の5名が応接室にて集まったとします。
この場合、訪問先の会社の方々が目上の方となり、あなたの勤め先の中では目上と目下の関係は役職によって決定されますので、目下と目上の関係は以下の通りです。
1番:自社の部長と担当者の上司
2番:自社の部長と担当者
3番:自社の課長と担当者の上司
4番:自社の課長と担当者
5番:あなた自身と担当者の上司
6番:あなた自身と担当者
どのように名刺交換をするかと言えば、まず、担当者の上司の前にあなた・課長・部長が並び、順番に名刺を交換した後、担当者の方と順番に名刺を交換してゆきます。
※名刺の出し方や受け方などのポイントについてはこちら↓
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