今日のふた言

話題の行事や暮らしに役立つ豆知識を紹介するブログです。

「寒の戻り」の使い方とは?例文を用いて時期や意味 を考察します

      2016/02/08

寒の戻り

天気予報を見ていて寒の戻りという言い回しを一度は聞いたことがあると思います。

それでは、「寒の戻り」とはいったいどういう意味なのでしょうか?はい、読んで字のごとく「春なのに寒い」という意味ですね。

じゃ、どのように使うのか?と聞かれると、なかなか難しいですよね?今回は、この厳密な意味と使い方について紹介していきます。

スポンサーリンク

そもそも寒の戻りとは?

雪桜

基本的には前述した通り、「春になって暖かくなったと思ったら、急に寒くなった」的な意味だと思うのですが・・・。

詳しい意味は分からなかったため、あちこちで調べてみました。すると、

暖かくなった頃に、寒冷前線の影響で再び寒さがぶり返すことのようです。

この「暖かくなった頃」の表現を“晩春”としているものもあれば、“立春”としているものもあり、なかなか定義付けされていないようです。

ちなみに晩春は5月頃、立春は2月頃のことを指しているのですが、この「寒の戻り」をよく聞く時期って3月~4月のような気もしますね。

なので、この用語を現代的に使うなら、「寒さが和らいで暖かくなった頃」というような時期に使えば良いと思います。個人的な見解ですが・・・。

スポンサーリンク

例文を使った時候の挨拶

手紙

では手紙を書く際に、この「寒の戻り」を時候の挨拶に使う場合は、どのように使ったら良いのでしょうか-。

こちらも調べてきた結果、この「寒の戻り」は主に2月に使用する挨拶だそうです。これを考えると、先に考察していた「暖かくなった頃」の表現は“立春”が正解なような気もしてきますね。

ちなみに、パソコンに付属している「Microsoft word」(2010です。)の挿入機能で、「挨拶文」「あいさつ文の挿入」と順に押していくと、時候の挨拶を見ることができますよね?

2月の挨拶の一つに「余寒の候」というのがありました。調べた感じでは寒の戻り=余寒らしいので、やはり2月に使用する言葉で正解なのでしょうか。

しかしNHK放送文化研究所のホームページを参考にすると、

「余寒」は「立春」後の寒さを表す語で、「立秋」後の暑さを表す「残暑」に対することばです。「寒の戻り」は、春になって気温の上がる時期に突然やってくる寒さのことを言います。

との文字がありました。

これらを考えると、テレビの天気予報では、「寒の戻り」=「春になって気温の上がる時期に突然やってくる寒さ」と定義しているわけですね。納得です。

では本題に戻って、時候の挨拶で使う場合を考えてみます。

・寒の戻りの激しい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。

・寒の戻りもある折り柄、くれぐれもご自愛くださいませ。

このような感じで使ってみてはいかがでしょうか?使う時期は2月が適切かもしれませんが、ここは3月下旬~4月頃に使ってみたいものですね。

スポンサーリンク