部屋干しの嫌な臭いの原因と洗剤や柔軟剤で消す対策方法
2016/03/12
早いところでは5月の下旬から始まる梅雨ですが、この時期最も主婦を悩ませているのが「洗濯物」です。
特にお子様のいらっしゃるご家庭では、体操着など学校の授業で必要となるものは、雨の日を見越してある程度多めに購入しておくのですが、梅雨の長雨のおかげで枚数が足りなくなり、部屋干しして持って行かせるかと思います。
しかし、部屋干しすると嫌な臭いを発するため、体操着が臭い出し、子どもが学校で嫌な思いをしていないか不安になったりしますよね。
そこで、今回は部屋干しの嫌な臭いの原因を突き止め、洗剤や柔軟剤で予防することができるかどうかをご紹介したいと思います。
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部屋干しの嫌な臭いの原因とは!?
部屋干しの嫌な臭いの原因、それは洗濯で落とせなかった「汚れ」だったのです!
「汚れなんて付いてないよ?」と思われるかもしれませんが、実は洗濯機も万能ではないため、繊維の奥に皮脂や垢が微量に残ってしまいます。
そして、落としきれなかった皮脂や垢を含む洗濯物を通気性の悪いカゴへ入れて放置してしまうと、変質したり、これらをエサに雑菌が繁殖するため、あのような酸の利いた嫌な臭いを発するのです。
「何で晴れた日は臭いがしないの?」と疑問に感じますよね。
晴れた日は太陽から降り注ぐ光に含まれる紫外線が持つ殺菌効果や洗濯物に含まれる水分や湿気が熱によって取り除かれるため、雑菌が繁殖できない仕組みになっているからです。
部屋干しの嫌な臭いの仕組みは、洗濯しても落としきれなかった汚れ成分、中鎖アルデヒド・中鎖アルコール・ケトン・窒素化合物・硫黄化合物・脂肪酸などに「モラクセラ菌(2連短桿菌の俗称)」が集まり、これらの成分をエサに増殖を始め、その工程で排泄される代謝物によって生じたものだったのです。
ですので、部屋干しの嫌な臭いを予防するためには、衣類に付着した皮脂や垢などの汚れをしっかり取り除き、雑菌が繁殖しにくい環境を作り出すことが重要となります。
ですが、「洗濯機で洗ったのに菌が繁殖してしまうのならば、これ以上どうしようもないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
実は衣類に付着している皮脂や垢などの汚れを洗濯機でスッキリ落とすためには、まずご自身が使用している洗剤や柔軟剤を見直すことで改善することができる可能性があります。
では、部屋干しの嫌な臭いを取り除くことができる洗剤や柔軟剤についてご説明します。
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梅雨の時期にオススメの洗剤の選び方とは?
部屋干しの嫌な臭いを取り除くには、モラクセラ菌のエサとなる汚れ成分をしっかり落とし着ることが大切です。
皮脂汚れはアルカリ洗剤を用いることでスッキリ落とすことができると言われていますので、洗濯する前にアルカリ洗剤を水に溶かし、衣服を漬け置きしてから洗濯機で洗うと臭いの元を取り除くことができます。
また、洗剤のパッケージに「部屋干し用洗剤」と表示されているものは、除菌効果と汚れを落とす効果の2つが備わっておりますので、梅雨の時期は特に助かります。
色柄ものを洗濯する際に用いられる酸素系漂白剤にも抗菌・除菌効果を持つものが販売されておりますので、違う洗剤に変更するのに抵抗のある方は、酸素系漂白剤を洗剤と共に洗濯機へ入れて臭い予防を行うことをオススメします。
梅雨の時期にオススメの柔軟剤の選び方とは?
部屋干し用洗剤を使ってもまだ臭うという方は、仕上げの柔軟剤を部屋干し専用のものに変更するのがオススメです。
通常の柔軟剤は、繊維に柔らかさやしなやかさを持たせて、肌触りを良くし、帯電を防ぐ働きがあるのですが、部屋干し専用の柔軟剤には、通常の柔軟剤効果の他に、抗菌や防臭効果がプラスされており、部屋干し独特の酸味の利いた嫌な臭いの原因となるモラクセラ菌の繁殖を抑制することができます。
また、最近では臭いを抑えることに特化したものや芳香性を持つものなど様々なバリエーションの部屋干し専用柔軟剤が販売されておりますので、ご自身に合った柔軟剤を購入することができるのが嬉しいですね。
まとめ
今回は部屋干しの嫌な臭いを洗剤や柔軟剤で取り除く方法をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
実は部屋干しの嫌な臭いは、落としきれなかった汚れや雑菌の繁殖だけではなく、洗濯の仕方や乾かし方などにも原因がある場合もありますので、この機会に1度ご自身の洗濯方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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