大暑ってどんな日?どんな意味で使われているのか大検証!
2016/05/26
梅雨が明けると、うだるような暑い日々が続くようになります。
ですが、夏といえば夏祭りや花火大会、夏フェスにアウトドア、屋形船など夏ならではのイベントや行事が日本各地で催され、おちおち夏バテをしていられません!
ですが、7月23日頃に「大暑」という言葉が載っており、気になった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
よく見ると、前の年も、その前の年も7月23日頃に「大暑」という文字が記されており、よくよく考えると、1年で最も暑かったような気がするという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は毎年7月23日頃にやってくる「大暑」とはどのような日なのか、どんな意味で使われているのかを大検証したいと思います。
スポンサーリンク
大暑ってどんな日?
毎年カレンダーの7月23日頃に記されている「大暑」とは、二十四節気の第12にあたる日であり、現在主流となっている定気法では、太陽黄経が120度になる7月22日頃を表しており、天文学では120度になった瞬間のことを大暑と呼びます。
恒気法では、冬至からおよそ213.06日後となる7月23日頃を指します。
二十四節気とは、太陽年を太陽の黄経に従って24等分し、それぞれの季節を示すために必要なものであり、大暑も季節を語るうえではとても重要な役割を果たしています。
ちなみに、西洋占星術の世界では大暑を獅子宮の始まりとしており、とても大切な役割を担っています。
大暑とは、「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」と暦便覧に記されており、1年のうちで最も暑さが厳しくなる酷暑の日と言われています。また、この日は梅雨明けの時季とも言われており、夏土用もこの頃になります。
本格的な夏の始まりでもあるため、日本ではこの日に暑中見舞いを出す方もいらっしゃいます。
また、大暑を迎えた日には、寒い地域に住んでいる白熊たちへ氷のプレゼントをしたり、打ち水イベントが各地で催され、夏休み期間中ということもあり、子どもたちの楽しそうな笑い声が響き渡ります。
ですが、大暑と言っても実際の暑さのピークはもう少し先になりますので、この日から本格的な夏が始まり、夏バテ対策をしっかり行ってゆくことをオススメします。
スポンサーリンク
大暑の日に天ぷらや焼き肉を食べる理由とは?
1年のうちで最も暑い日と言われる「大暑」は、梅雨が明けて急激に気温が上昇する時期でもありますので、身体が季節の変化に追い付かず、夏バテを引き起こす方々もいらっしゃいます。
そこで、これからやってくる夏の暑さに負けないように、天ぷらを食べて元気を出してほしいという願いを込めて、大暑とほぼ同じ日である7月23日を「天ぷらの日」としました。
最近では、7月23日の天ぷら・夏土用の丑の日のうなぎ・8月29日の焼き肉を3つ合わせて「夏バテ防止三大食べ物記念日」とも呼ばれています。
実は大暑は日本だけのものではありません。
お隣りの韓国では7月23日を「中伏 (チュンボッ)」と言い、伏日 (ポンナル)と呼ばれる日が3日間あります。伏日はそれぞれ、「初伏 (チョッボ)」「中伏 (チュンボッ)」「末伏 (マルボッ)」と呼ばれ、この期間は1年で最も暑い日と言われています。
日本では、大暑の日に夏バテ防止三大食べ物と呼ばれる天ぷら・うなぎ・焼き肉を食べるのですが、韓国では参鶏湯やうなぎといった滋養食を食べるそうです。
まとめ
今回は「大暑」についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
日本では大暑の日に、天ぷらやうなぎ、焼き肉といったスタミナが付く食事を口にしますが、他にも梅干しやうどんなど「う」の付く食べ物を口にすると夏バテ予防に効果がありますので、今年の大暑は精の付く料理を食べて夏バテ知らずな身体を手に入れましょう!
スポンサーリンク