今日のふた言

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七夕の由来を子供向けに分かりやすく簡単に説明する方法と絵本

      2016/04/15

天の川

7月7日は年に1度彦星様と織姫様が天の川を渡って再会を果たす日です。とってもロマンチックな日ですが、皆さんは七夕の由来をご存知ですか。

「え!七夕に由来なんてあるの!?」と思われた方も大勢いらっしゃるかと思いますが、実は七夕は「しちせき」と読み、中国発祥の五節句の1つです。

日本へ七夕が伝わったのは奈良時代の頃であり、当時の七夕は現在のように笹竹に折り紙で作った七夕飾りや短冊を飾ったりせず、5色の糸を飾っていたそうです。

さて、そんな七夕ですが、もしも子どもたちから「七夕って何をする日なの?」「なんで短冊飾るの?」など質問されたら、パパやママは何と答えたら良いのか悩みますよね。

そこで、今回は七夕の由来を子どもたちに分かりやすく簡単に教えるコツをご紹介したいと思います。

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【大人版】七夕の由来について

七夕

子どもたちに七夕の由来を説明する前に、パパやママが七夕について正しい由来を知っておく必要があります。

七夕とは、1月7日の人日・3月3日の上巳・5月5日の端午・9月9日の重陽と同じ五節句の1つです。七夕は、旧暦の7月7日の晩のことであり、日本では明治時代以降、新暦の7月7日もしくは月遅れの8月7日を七夕とし、日本各地で七夕まつりが開催されています。

日本に七夕の行事が伝わる以前、棚機(たなばた)という禊の行事が行われており、少女が着物を織り、棚に供えて、神様をお迎えし、秋の豊作祈願や人々の穢れを祓っていました。

棚機の行事に選ばれた少女は「棚機津女(たなばたつめ)」と呼ばれ、清らかな水が流れる川辺にある機屋(はたや)にこもり、神様のために着物を織るのです。その際、用いられたのが棚機(たなばた)という織り機でした。

そして、遣唐使たちによって中国から女性の裁縫や手芸の腕が上達するようにと願う「乞巧奠(きこうでん)」が伝わり、日本古来より伝わる禊の行事「棚機津女」と中国の「乞巧奠」が融合し、現在の七夕の起源となっています。

子どもの頃に聞いた牽牛と織女(彦星様と織姫様)の伝説は、中国が漢の時代に編纂された「古詩十九編」に初出しており、南北朝時代の文献「荊楚歳時記」やその他の史記にも記述されています。

日本で七夕の日に行われている神事は、7月7日の午前1時頃(夜明けの晩)行われており、祭は7月6日から7月7日の早朝にかけて行います。

この時間帯に行われる理由は、天頂付近に天の川・牽牛星(わし座のアルタイル)・織女星(こと座のベガ)が見頃となるからだと言われています。

日本各地で行われている笹竹に短冊や七夕飾りを飾る風習は、江戸時代の頃に始まったものであり、日本以外では行われていない特有の行事となっています。

現在は陰陽五行説に則った5色の短冊に願いを込めて笹竹に飾るのですが、江戸時代以前は芋の葉の露で墨を摺り、7枚の梶の葉に歌を書いて飾ると書道の腕が上達すると言われていました。

七夕の由来をご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

短冊が5色の理由や七夕飾りの意味などは以前ご説明させて頂きましたので省かせて頂きます。

では、これらを踏まえて、子どもたちに分かりやすく説明してゆきましょう。

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【子ども編】七夕の由来とは

七夕

子供たちに七夕の由来を説明する場合は、

1.女の子の裁縫や手芸の腕が上達するようにと願う「乞巧奠(きこうでん)」と日本古来の神事「棚機津女」が合わさった行事であること。

2.短冊の色にはそれぞれ意味があり、願い事に合った色の短冊に達成したい目標を明確に描くこと。


これらを分かりやすく教えるのがポイントです。

また、七夕の由来を説明するのが難しいという場合は、七夕の絵本を購入し、子どもたちに読み聞かせるのがオススメです。

オススメの絵本は、彦星様と織姫様のお話を描いた「たなばた」、七夕の由来や行事の説明を描いた「たなばたものがたり」、短冊に書いた願い事がどうなるのかファンタジーに描いた「たなばたまつり」、大人向けの七夕に関する由来を説明した「天人にょうぼう 七月・七夕のはなし」などがオススメです。

 

紙芝居「なぜ、七夕にささかざりをするの?」や「たなばたものがたり」もオススメですので、最寄りの本屋さんへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は子どもたちに分かりやすく七夕の由来を教えるコツについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

由来や意味は、幼い子どもたちにはちょっぴり難しいことですので、絵本や紙芝居の力を借りて家族揃って七夕の由来を学ぶのもオススメです。

七夕の日は、いつもより早く帰宅して、家で待つ家族と共に素敵な七夕の日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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