今日のふた言

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暑中見舞いを出す正しい時期とは?いつからいつまで出せるの?

      2016/03/03

暑中見舞い

皆さんは「暑中見舞い」を出したことはありますか?

暑中見舞いとは、夏の暑い時期に友人や知人などへ安否を尋ねるために、品物を持ってお宅を訊ねたり、心を込めて綴ったハガキや手紙を出すことです。

暑中見舞いは昔から行われている伝統行事の1つであり、本来は1年で最も暑くなる時期に相手の健康を気遣うためのものだったのですが、近年は単なる社交辞令化しています。

さて、そんな暑中見舞いですが、よくお中元や残暑見舞いなどと混同してしまう方も多く、特に新社会人の方はお中元シーズンが終わったにも関わらず、お中元を贈ってしまい、相手の方から非常識な人だという悪い印象を植え付けてしまう可能性があります。

そこで、今回は新社会人の方必見!暑中見舞いの時期や知っていてお得な豆知識をご紹介したいと思います。

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暑中見舞いはいつ頃出すの?お中元とは何が違うの?

夏

暑中見舞いの時期ですが、実は明確な期間が決まっておりません。そのため、お住いの地域や考え方によって全く異なります。

●暑中見舞いの時期

・夏の土用から立秋の前日まで。
・小暑から立秋の前日まで。
・梅雨明けから立秋の前日まで。

暑中見舞いを出し始める時期は異なりますが、「立秋の前日まで」というのは3者同じですので、7月の下旬頃に出すのが良いでしょう。

また、暑中見舞いは「1年で最も暑いと思われる日」に出すのがポイントですので、暑中見舞いを届けたい方が住んでいる地域が立秋前日までに最も気温が高そうな時期を狙って出すのがコツです。

ですが、暑い時期を狙い過ぎて立秋を迎えてしまった場合は「残暑見舞い」となりますのでご注意ください。

暑中見舞いですが、よく新社会人がやってしまう失敗として、お中元との区別がつかないことが挙げられます。

お中元は各都道府県によって時期が異なりますが、関東地方では7月1日から7月15日までがお中元シーズンとなっており、7月16日から8月15日までが暑中見舞い8月16日から8月31日までを残暑見舞いとしています。

ですので、暑中見舞いを出す際は、お中元シーズンが過ぎたのを確認してから出すようにしましょう。

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暑中見舞いに関する豆知識!

お中元

暑中見舞いですが、実は品物を贈るお中元とは意味が異なりますので、お中元を贈った相手の方に暑中見舞いを出して近況報告を行うことはマナー違反ではありません。

また、お中元のお礼状を既に出している場合は、重ねて暑中見舞いを出す必要は無いと考えられています。

しかし、暑中見舞いとお中元のお礼状を兼ねて出す場合は、お礼状の贈る時期には注意を払う必要がありますので、覚えておきましょう。(参考:喪中の方にお中元やお歳暮を贈るマナーとは?【新社会人の方必見!】

暑中見舞いですが、一般的には郵便局で販売されている「かもめーる」を用いる方が多いですが、手紙で出しても問題ありません。

ですが、ハガキに比べて文字を書く量が必然的に多くなるため、手紙には相手の方に伝えたい内容をメインに綴り、暑中見舞いの一言を最後に添えるかたちにするのがポイントです。

ただし、ハガキも手紙も夏らしいデザインが施されたものを用いるのが暑中見舞いのポイントですので、スイカやかき氷など涼やかなデザインのものを購入しましょう。

暑中見舞いを書く場合、相手に敬意を示すべきものに句読点を用いるのはたいへん失礼にあたりますので、目上の方へ暑中見舞いを出す場合は、句読点を使わず、文頭揃いで綴ると良いかもしれませんね。

ですが、あくまでこれは建前になりますので、句読点や段落下げの方が書きやすいという場合は、無理せず、いつも通りの書き方で綴るようにしましょう。

暑中見舞いを書くコツは、まず「暑中お見舞い申し上げます」など冒頭の挨拶から始め、時候の挨拶・先方の安否を気遣う言葉に続き、ご自身の近況報告・お知らせ・お礼などを書いたら、最後に先方への気遣いの言葉と締めの挨拶を綴れば完璧です!

また、最後に日付や氏名を書くのも忘れてはいけません。

まとめ

今回は暑中見舞いについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。暑中見舞いは暑さの厳しい時期に相手の健康を気遣うためのものです。そのため、「出さなくてもいっか!」と思う方も多いかもしれません。

ですが、暑さの厳しくなる時期に暑中見舞いを貰うと、とっても嬉しいものですので、お盆休みに帰省することができない新社会人の方は、この機会にご自身のお父さんやお母さんへ暑中見舞いを出してみてはいかがでしょうか。

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