今日のふた言

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卒業祝いのお返しの相場とは?お礼状の書き方や熨斗も紹介!

      2016/02/08

卒業

早いところでは2月の下旬ごろから卒業式が行われ、3月にピークを迎えます。

親御さんたちは健やかに成長した子どもたちの立派な姿を見て、涙を流す方や微笑ましく思う方など様々な感想があるかと思います。

また、親御さんだけではなく、父方・母方の祖父母や親戚の方、そして親しい友人や知人の方も卒業式を迎えた子どもたちのために卒業祝いを贈る方もいらっしゃいます。

ですが、卒業祝いを頂いた後、親御さんたちはどのようにお礼をしたら良いか悩むかと思います。

そこで、今回は卒業祝いを頂いた際のお返しは必要なのか、そして、お返しをする際の相場はいくらぐらいなのか、お礼状は必要なのかなど、卒業祝いに関する疑問に一挙お答えしたいと思います!

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卒業祝いのお返しは必要?相場はどれくらい?

卒業証書

子どもの卒業祝いを父方・母方の祖父母や親戚、親しい友人や知人の方々から頂いた場合、お返しを贈った方が良いのでしょうか?

卒業祝いへのお返しは基本的に不要となっています。

ですが、卒業祝いを頂いた子ども本人から直接贈って頂いた方へお礼の言葉を述べる必要がありますので、覚えておきましょう。

相場をチェック!

また、勤め先の上司や仲人の方から卒業祝いを頂いた場合、日頃のお付き合いもありますので、お返しをしたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。

そういった場合は、熨斗を付けて頂いた品物の半額、もしくは、1/3の金額の品物を贈るようにします。

卒業祝いの相場は経済状況や時代によって異なりますが、

●幼稚園・保育園:5,000円以上10,000円未満
●小学校:5,000円以上20,000円未満
●中学校:5,000円以上1,000円未満
●高校:5,000円以上10,000円未満
●大学・短大・専門学校など:10,000円以上30,000円未満

となります。この相場は卒業祝いと入学祝いを兼ねた金額となっており、幼稚園や保育園の子どもたちが小学校へ入学する際は何かとお金がかかるため、やや気持ち多めに包む傾向があります。

また、友人・知人の方から頂いた卒業祝いの相場は、5,000円から10,000円が一般的となっており、なかには学校生活や職場で必要となる物品を購入できるように図書カードや商品券を贈ってくださる方もいらっしゃいます。

これらの卒業祝い相場を参考に、お返しにどれくらいの金額の品物を贈れば良いのかの参考にして頂けますと幸いです。

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卒業祝いのお礼状について

文章

卒業祝いを頂いた場合、必ずその日のうちに卒業した本人が直接お電話でお礼を述べるのが常識です。

ですが、相手の方も予定があるかと思いますので、遅くても3日以内には電話をかけ、お礼の言葉を伝えましょう。

また、ご近所さんから頂いた場合は卒業祝いを頂いた本人と共に失礼でない時間帯にお宅へお伺いし、お礼を述べるのもオススメです。

電話番号を知らない、遠方に住んでおり会いに行くことができない場合は、卒業祝いに対するお礼状を親ではなく子ども本人に書いてもらい、品物と共に郵送する方法もあります。

では、お礼状はどのような内容で書けば良いのでしょうか?

お礼状の書き方コツ

1.前文・主文・末文・後付の構成で書くこと。

2.前文は「頭語」「季節の挨拶」「相手を気遣う言葉や安否を尋ねる挨拶」「自分自身の現況」「謝辞」の順で綴ってゆきます。

3.主文には、手紙の相手に分かりやすい文章で書きましょう。

4.末文には、相手の健康や活躍を祈る言葉を綴り、結びの挨拶と頭語とセットで使用する結語を書きます。

5.後付には手紙を綴った日付と差出人の名前をきちんと書きます。宛名は本文よりも若干大きめの文字ではっきり書きましょう。

では、例文をご紹介します。

※高校や大学を卒業した方のお礼状となりますので、小学生・中学生の方は『』の部分を書き換え、いただいた品物をどのように使いたいかということを伝え、今後の抱負を書くと良いでしょう。

春色にわかに動きはじめたように思われる今日この頃、○○様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
この度は、私の卒業と就職(入学)に際しましてお祝いをいただき、まことに感謝しております。

『4月から一人暮らしを始めることとなり、生活に役に立つものに使わせていただきます。これから社会人としての自覚を持ち、常識のある行動がとれるよう、恥じないように努力いたします。』

しかし、まだまだ未熟者でありますので、今後ともご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

天候不順の時節柄、くれぐれも体調を崩されませぬよう、ご自愛ください。

※表示が崩れるので例文には入れていませんが、必ず拝啓・敬具、日付・氏名を書いてください。

卒業祝いのお返しには熨斗は必要?

卒業祝いのお返しですが、本来はお返しをしなくても問題ありません。

ですが、「頂き物には、お返しを」という日本には古くからこのような風習があるため、お返しをしたいと思う方もいらっしゃるかと思います。

その場合、熨斗は必要なのでしょうか?

卒業祝いのお返しで使用される熨斗は、紅白の蝶結びの水引を用意しましょう。

表書きには「卒業内祝」もしくは「内祝」と書き、下には子どもの名前を書きましょう。間違っても親の名前を書かないようにしてください。

表書きをする際は、毛筆がマナーなのですが、苦手な方も多いかと思いますので、筆ペンで書いても構いません。

今回は卒業祝いに関する疑問をまとめてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

卒業祝いは卒業式を迎えた子どもへ贈られたお祝いですので、ご両親は子どもたちが相手の方へきちんとお礼を伝えられるようにサポートし、これからも末永く子どもの成長を見守ってくれるよう、尽力しましょう。

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