エレベーターに上司と乗り合わせた際のマナーとは?上座や下座はあるの?
2016/02/05
フレッシュマンの方々は初めにビジネスマンとしてのマナーを研修期間中にミッチリ学ぶことになります。
しかし、研修期間では基本的なマナーしか教わらないため、ほとんどの場合は上司や先輩の言動を見様見真似で覚えてゆく必要があります。
そこで、今回はフレッシュマンの方々が直面して困ったことの1つ「エレベーターでのビジネスマナー」についてご説明したいと思います。
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エレベーターで上司と乗り合わせた際のマナー【エレベーターホール編】
ビルの中に職場がある場合、階段を使うよりもエレベーターを使った方が移動に便利ですし、効率も良いですよね。
ですが、稀に上司や先輩、取引先の方々とエレベーターに同乗することがあります。その際、ビジネスマンとしてどのような対応を取るべきなのか気になりますよね。
まず、エレベーターに乗る前のマナーですが、エレベーターの到着を扉の前で待つのは非常識です。エレベーターは降りる人が優先になりますので、乗る方は降りる方の邪魔にならないよう、扉の脇に立つのが常識です。
エレベーターを待っている間に上司や来客者がやってきた場合、軽く会釈をし、エレベーターがやってきたら「お先にどうぞ」と一声かけて、エレベーターホール側にある上下ボタンを押さえて上司や来客者が乗るのを待ちましょう。
もしも先乗者がいない場合は操作パネルの前に立ち、自身で操作しましょう。
エレベーターで上司と乗り合わせた際のマナー【エレベーター内部編】
エレベーターに上司や来客者と共に乗り込んだ場合、上座と下座に気を付けなければなりません。
「え!エレベーターにも上座と下座があるの!?」と思われたフレッシュマンの方々もおられるかと思います。
エレベーターの内部は扉のサイドに操作パネルが設置されていますが、この操作パネルを基準に上座と下座が決まります。
では、エレベーター内部の上座と下座についてご説明します。
エレベーターにおける上座とは、入り口から見て最も操作パネルから遠い位置にある左上になります。その位置から時計回りにぐるりと上座から下座へと目上の方が順番に立たれます。最も目下の方が操作パネルに立つのがポイントとなります。
また、エレベーター内部の操作パネルが左右反対の場合、上座の位置はそのままに、前列の方の位置を入れ替えて操作パネルの前に最も目下の方が来るようにします。
もしも操作ボタンが2か所ある場合、エレベーターに乗った際に右側にある操作パネルが下座となり、その対角線上の左奥が上座となります。上司と来客者と共にエレベーターに乗り合わせた際は役職に関わらず来客者の方が上座に来るように配慮しましょう。
操作パネルの前にいらっしゃる方は、同乗される方に「何階ですか?」と尋ね、エレベーターの乗り降りを確認しながら開閉ボタンを操作しなければなりません。
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エレベーターで上司と乗り合わせた際のマナー【降り方編】
エレベーターは降りる方が優先ですので、エレベーターホールで待っている間は必ず扉の脇で待つのがマナーです。
エレベーターを降りる際に同乗している男性からレディファーストの気遣いをして頂いた場合は必ず感謝の気持ちを述べ、軽く会釈をするのが基本です。
エレベーターを降り方は、上座におられる方から順に降りてゆき、最後に誰かエレベーターに乗る人はいないか、自分しか乗っていないかを確認して降ります。
もしも上司や来客者よりも先に降りなければならない場合は「お先に失礼します。」と同乗者の方へあいさつをした後、降りるように心掛けましょう。
ただし、エレベーター内が混雑している場合はスマートに降りるのが鉄則ですので、そこは臨機応変に対処してゆくことが大切です。
まとめ
今回はエレベーターで上司と乗り合わせた際のビジネスマナーについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
日本ではエレベーターを乗り降りする際はこのような手順で行われますが、海外の場合は名刺交換のように若干異なる場合がございますので、海外で活躍されるフレッシュマンの方々はその国の文化や常識をしっかり学び、社会人として恥じないよう事前に知識を身に着けておきましょう。
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