渋滞が発生する原因はブレーキや車間距離にあった!その理由とは?
2016/01/13
もうすぐ行楽シーズンですが、皆さんは今年の連休の予定はお決まりですか?
「家族で旅行へ行く」や「お友だちとバーベキューをする」など既に決まっている方もいれば、「行楽シーズンはどこへ行っても混雑しているから自宅で過ごす」という方もいらっしゃるかと思います。
確かに毎年ゴールデンウィークやお盆とお正月の長期休暇になると新幹線や高速道路だけではなく、一般道も人や自動車でごった替えしており、目的地に着く前にヘトヘトになってしまいますよね。
特に高速道路や一般道の渋滞は新幹線とは異なり、トイレに行けなかったり、疲労で眠気が襲って来たり、さらには喧嘩の原因になったりとせっかくの楽しいお出掛けが最悪の結果になってしまうということもよくあります。
ですが、なぜ道路は渋滞するのでしょうか?気になりますよね!
そこで、今回は高速道路や一般道で渋滞が発生する原因についてご紹介したいと思います。
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高速道路で渋滞が発生する原因は「ブレーキ」と「車間距離」
今までで渋滞を1度でも経験したことがある方は、渋滞を経験したことの無い方に比べると圧倒的に多いのですが、渋滞の原因についてはあまりご存知の無い方が多いようです。
実は渋滞の原因は高速道路ならば「料金所・上り坂・インターチェンジなどの分合流部分・事故・工事」、一般道ならば「交差点・事故・工事・路上駐車」などが考えられます。
ですが、最近では自動車にETCを取り付けたり、渋滞情報の提供を行うなど様々な対策が取られており、少しは軽減されてきたそうですが、現実はなかなかうまくいかないようです。
しかし、近年新たに渋滞が発生する原因が明らかにされました。
それは「ブレーキ」と「車間距離」です。
自動車を運転している最中、ドライバーの方々は前方を走行中の自動車との車間距離を2秒ほど取る傾向があることが明らかとなり、これが渋滞を発生させる原因になっているのではないかと言われています。
たった2秒と思われるかもしれませんが、この2秒間は前方を走行中の自動車のリアバンパーがある地点から通過するまでのタイムであり、時速40kmで走行中の場合およそ22m、時速100kmで走行中の場合およそ56mの距離に当てはまります。
そのため、貴方が走行中の際に横の車線を走っていた別の車が割り込んできた場合、貴方が目的地までに要する時間が+2秒延びることになり、もう1台割り込んで来たら合計4秒延びることになります。
その結果、いつの間にか渋滞が発生し、目的地への到着時間が大幅に遅れてしまうのです。
また、高速道路には下り勾配から上り勾配へと変化する「サグ部」と呼ばれる区間や山を削って作ったトンネルを通過する際、知らず知らずのうちに速度低下が生じており、後続車との車間距離が縮まり、驚いた後続車がブレーキを踏むことで連鎖的に広まり、結果渋滞が発生します。
特にトンネルを通過する際、暗さや圧迫感などの心理作用によって速度低下を招き、後続車がブレーキを踏むことで渋滞が発生してしまうと言います。
他にも高速道路では、IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)などから合流する自動車の影響で渋滞が発生している場合があります。現在の高速道路は、2車線と1車線の道路が合流しても3車線にはならず、2車線のままとなっています。
そのため、本線を走行していたドライバーは合流してきたドライバーに速度を合わせなければならず、結果交通の流れが悪くなり、渋滞が発生しているのです。
これは一般道でも似たような現象が起きており、特に交差点によく見られます。
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一般道の渋滞の原因とは?
一般道の渋滞の主な原因は「交差点」だと言われています。
現在、日本では交差点を通過しようとする自動車の台数に見合う青信号の時間が確保されておらず、交通量の多い道路と交通量の少ない道路の青信号の時間がほぼ変わらないため、渋滞が発生しています。
また、交差点で右折を行う際、対向車線を直進走行している自動車によってスムーズに右折することができず、一時的に停止しなくてはなりません。
最近では、混雑する交差点には右折レーンを用意し、渋滞を生まないように対策をとっている地域もあります。
まとめ
渋滞の原因についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
渋滞に巻き込まれない生活を送るのは現在の日本では難しいことですが、全長の短い自動車を購入する・割り込みをさせない・混雑する時間帯を避ける・ブレーキをかける頻度を減らすために車間距離を一定に保つことが重要となります。
ですが、渋滞はいつ何時起こるか分かりませんので、好きな音楽を流したり、同乗者と会話をしたり、耳を使ってストレスを緩和させる方法を事前に考えておくことで、乗り物酔いもせず、険悪な雰囲気にもならずに目的地に向かうことができます。
渋滞を回避する方法も重要ですが、如何にストレスなく渋滞を楽しむかがポイントとなりそうですね。
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