【拾得物の日と1億円事件】大貫久男のその後と孫の存在
2016/01/15
4月25日は「拾得物の日」という記念日となっています。この拾得物の意味は「落し物を拾う」ことですが、ではなぜ4月25日が「拾得物の日とされているのでしょうか?
今回は、この日の由来と拾った人物について解説していきたいと思います。
時は1980年4月25日、当時トラックの運転手だった大貫久男さんは、東京銀座の路上で風呂敷包みを発見します。この中身を確認んしたところ、なんと現金1億円が入っていたそうです。
今から30年以上前の1億円なので、現在の価値よりも高額だったことだと思います。
では、これを拾った大貫さんは、どのような行動に出たのでしょうか?
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1億円を拾った大貫久男さん
もちろん拾得物として警察に届けたようですね。大金を拾うと普段の間隔が麻痺して、ネコババする可能性があるところを届けるのは偉いですね。この事件は、金額が金額だけに全国的に大きな注目を浴び、連日ニュースや新聞で取り上げられたそうです。
一躍時の人となった大貫さんですが、大金を拾ったということで、自宅には電話や手紙などが殺到したそうです。もちろんこれは、嫉妬からくるものでしょうね。
人生の成功者が妬まれるのと同じ原理です。
しかし大貫さんは、成功者とは違い、そこに行きつくまでの段階を経ずに大金を手にしたわけですから、その妬みは相当なものだったと想像できます。
そして、この拾った現金はどうなったかと言うと、結局落とし主が現れなかったために、遺失物法に基づいて大貫さんが所有権を得たようです。
1億円もの大金を落としておいて気づかないわけがないので、当時から現在に至るまでに様々な憶測が流れました。中でも有力な噂は「犯罪がらみのカネ」というものでした。
具体的な名前も複数挙げられていましたが、結局持ち主はわからぬままです。
さて、この後の大貫さんはどうなったかと言うと、テレビの準レギュラーとして番組に出演したり、所有権を得た1億円でマンションを購入したようです。
この事件から1年後の1981年には、大貫さんをモデルとしたドラマが制作ました。ドラマタイトルは「大貫久男氏 1億円拾得事件の真相」です。
このような経緯もあり、4月25日が「拾得物の日」とされたようです。
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大貫久男さん、その後・・・
以上が「拾得物の日」の経緯ですが、現在も大貫さんはご存命なのでしょうか?その答えが、孫の存在にあります。現在、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する大貫幹枝さんは、あの大貫久男さんの孫にあたる人物なのです。
この大貫幹枝さんは2015年に、同じくお笑いグループ「トンファー」の山西章博さんと結婚したそうです。この件に関する『デイリースポーツ』の記事には、こうあります。
東京・銀座の道路脇でトラック運転手の大貫久男さんが風呂敷に包まれた古新聞を拾った。古新聞だと思い自宅に持ち帰ると1億円で、驚いて警察に通報。
そのまま落とし主が名乗り出なかったため、現金は大貫さんのものとなった。大貫さんは2000年に他界している。引用元:『デイリースポーツ』http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/07/07/0008188300.shtml
1億円の拾得を分岐点とした波乱万丈の人生だったと思います。果たして幸せな人生だったのか・・・答えは大貫さんのみが知っています。
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