辛い夏バテの原因と症状とは?オススメの対策方法をご紹介!
2016/05/18
温暖化の影響からか、7月になると気温が30度を越す真夏日が続き、8月には40度近い猛暑日が9月の中頃まで続き、熱中症で救急搬送される患者数も年々増加しています。
こう暑い日が延々と続くと、熱中症だけではなく、冷房病や夏風邪といった身体の不調を訴える方々も増え、夏バテに至っては、年齢や性別問わず、大勢の方々が患っています。
特に夏バテは、暑さによる体力の消耗・気温差が5度以上ある室内外の出入りなどによる自律神経の乱れ・水分不足や胃腸の働きが低下したことによる食欲不振によって引き起こるとされており、3つ全てを改善しない限り延々と負のスパイラルから抜け出せず、毎年夏バテを悪化させてしまい、せっかくの夏を台無しにしてしまう方も少なくありません。
そこで、今回は辛い夏バテの原因と症状のご説明とオススメの対策方法についてご紹介します。
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夏バテの原因
日本の夏は、高温多湿のジメッとした蒸し暑さが特徴であり、非常に体力を消耗しやすいため、身体が対応しづらく、からだのだるさ・疲労感・無気力・食欲不振・不眠・イラつき・頭痛・お腹の調子が悪くなるなど様々な体調不良を引き起こします。
これを「夏バテ」というのですが、夏バテの原因は気候だけではなく、私たちの生活習慣や食生活にも原因があることが明らかにされています。
では、生活習慣や食生活による夏バテの原因とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
●原因その1【室内外の温度差】
暑いからと言って、エアコンの設定温度を25度にして室内を冷やしてしまうと、室内と室外の気温に10度以上の差が生じ、夏バテの原因となります。
また、冷房が効き過ぎる室内に長時間いることで、無意識のうちに身体にストレスが加わり、自律神経が正常に働かなくなり、その結果、胃腸の不調・全身の倦怠感・食欲不振を引き起こし、夏バテを起こしてしまいます。
室内外の気温差によって自律神経が混乱し、手足の冷え・頭痛・めまい・吐き気・夏風邪などの症状が現れた場合、夏バテの1種である冷房病を患った可能性が高く、室内で作業を行っている女性や室内と屋外を行き来するビジネスマンをはじめ、公共物を利用する子どもや高齢者の方は汗をしっかり拭いてから冷房の効いた室内に入るようにしましょう。
参考⇒ 年々増える冷房病の対策とスッキリ解消できるオススメグッズ!
●原因その2【発汗異常】
湿度が高く、気温の高い場所に長時間いると、汗が分泌される汗腺周辺が締まりだし、発汗異常が生じ、それによって体温調節が正常に機能しなくなる場合があります。
ヒトは、ハードな運動や気温が高いときは、発汗して体温の調節を行うのですが、過剰な発汗によって体内の水分が不足し始めると、汗が正常に分泌されなくなり、体内に熱が溜まってゆき、夏バテを引き起こします。
そのため、夏場はたとえ軽作業であっても1日に2リットルから3リットルの水分をこまめに摂取し、体内に溜まった熱を排出させて、発汗を正常に保つようにしましょう。
●原因その3【睡眠不足】
近代化が進み、便利な世の中になると、夜間でも温度が下がりにくいという現象が起こります。そのため、夜でも気温が高い状態が続き、熱帯夜になることもしばしばあります。
熱帯夜になると、寝つきが悪くなり、さらに眠りも浅くなるため、睡眠不足に陥る方々も大勢いらっしゃいます。睡眠は、体力を回復させるために必要な行為ですので、睡眠不足が続いてしまうと夏バテを引き起こします。
夏バテの症状
では、夏バテになるとどのような症状が現れるのでしょうか。
【夏バテの主な症状】
・全身の倦怠感や疲労感
・集中力及び思考力の低下
・食欲不振
・下痢や便秘
・頭痛
・発熱
・めまい(立ちくらみ)
・むくみ
・イライラ
・不眠
・身体の冷え
特に全身の倦怠感や疲労感は、夏バテの代表的な症状であり、熱帯夜による睡眠不足や食欲減退によって引き起こると言われています。
しかし、自律神経の乱れによって胃や腸の働きが低下しているので、栄養をあるものを食べたくてもなかなか食欲が湧かず、身体に必要なエネルギーやビタミン類・ミネラル類が不足し、夏バテの悪化を招く結果となっています。
夏バテを放置しておくと、夏風邪や生命に関わる重大な病を引き起こすと言われており、夏風邪の症状が長引く場合は、速やか病院へ行き、信頼できる医師に診てもらうことが大切です。
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辛い夏バテを予防するオススメ対策法!
夏といえば、アウトドアやマリンスポーツ、花火大会に夏祭り、ビアガーデンなど夏限定のイベントや行事が目白押しです!そんなときに夏バテを引き起こしていては、せっかくの夏も台無しです。
そこで、辛い夏バテを予防するオススメの対策方法をご紹介したいと思います。
夏バテの原因は主に高温多湿の気候・生活習慣・食生活の3つです。
暑いからと言ってエアコンの設定温度を低く保ってしまっては夏バテになりたいと言っているようなものですので、エアコンの設定温度は屋外との気温差5度以内になるよう設定し、扇風機や冷感系のアイテムを活用してしっかり睡眠をとるようにしましょう。職場や学校のエアコンが効きすぎて寒いという場合は、レッグウォーマーや腹巻、ブランケットなどを活用して寒さ対策をしましょう。
夏バテ対策として、普段の生活習慣や食生活を見直すことも重要です。
・普段からインスタント食品を食べている。
・お菓子を頻繁に食べている。
・1日3食しっかり食べていない。
・揚げ物などコッテリしたものばかり食べている。
・野菜が嫌い。
・アルコールが大好き。
・冷房が効いた室内に長時間いる。
・入浴はシャワーだけ。
・睡眠時間が短い。
・規則正しい生活が送れていない。
・運動を全くしない。
上記の項目に当てはまるという方は、夏バテを起こしやすい生活を送っていますので、夏までに生活習慣を改めてゆきましょう。
まとめ
今回は夏バテの原因と症状、オススメの対策法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
夏は1年のうちで最もイベントが多い季節ですので、そんな楽しい季節を夏バテで台無しにしてしまうのは非常にもったいないです。
今年こそは夏バテを予防し、楽しい夏になるよう、現在の生活習慣や食生活を改めて、家族や恋人、お友だちと素敵な思い出を作ってゆきましょう。
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