今日のふた言

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家庭訪問のマナーとは?玄関での対応や座る位置に注意!?

      2016/02/19

先生

入学式を終えてひと段落と思いきや、次は学校の先生による家庭訪問がやってきます。

家庭訪問は地域によって異なりますが、大体5月のゴールデンウィーク前後に行われることが多く、小学校から中学校の9年間の義務教育期間中に毎年行われます。

家庭訪問の目的は、通学時の安全性の確認をはじめ、子どもたちの勉強に対する姿勢や健康状態に言動に関する問題点、そして、親御さんから学校への要望などを聞くのが目的です。

家庭訪問は小学校1年生の場合、新入生ということもあっておよそ8割以上の学校で行われているのですが、中学校3年生になると半数以下になり、学年が上がる毎に家庭訪問の回数が減少すると言われています。

さて、最近の家庭訪問では、玄関でパパッと済ませるのが常識となっています。

もちろん、地域によってはお部屋へお通ししなければならないこともありますが、家庭訪問は1軒あたり平均10分から15分で行うようになっており、プライベート空間である自宅へお通ししたくないという方もいらっしゃるため、先生方もなるべく玄関で行いたいと思っているそうです。

ですが、玄関にもエレベーターや客間同様、上座と下座が存在するため、来客者である先生に対して粗相のないようにしなければなりません。

そこで、今回は家庭訪問に関するマナーについてご説明したいと思います。

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玄関の上座と下座の位置とは?

玄関

玄関で家庭訪問をする際、立って行った方が良いのか、座って行った方が良いのか悩む方もいらっしゃるでしょう。

玄関でヒトと会話をする際、必ず座って行うのがマナーとなっております。

ですので、先生がやってくる前に、別のお部屋に座布団を用意しておき、「どうぞ、お座りください」と一言かけながら、そっと座布団を出すとたいへん喜ばれます。

玄関で座って会話をする際、靴箱や傘立てなどの雑貨類が左右どちらに配置されているかによって座布団を置くことが多いかと思いますが、日本では古くから「左上右下(さじょううげ)」という礼法がございますので、左側が上座、右側が下座となります。

※この左上右下というのは、当事者から見て左側、正面から見ると右側の位置になります。

なので、玄関で先生と会話をする際は、先生から見て左側、正面から見ると右側にある位置に座ってもらうのがマナーとなります。

ですが、先生が立って話をしたい様子であれば、そのまま立った状態で行うようにしましょう。

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家庭訪問で先生がチェックすること

先生

家庭訪問は学校の先生たちの間で「黄金の3日間」と呼ばれています。

そのため、先生方は保護者や児童たちとより良い関係を築くために以下の10ヶ条を念頭に置いて行っているといいます。

家庭訪問の10ヶ条

1.時間厳守。
2.家に上がらない。
3.茶菓子などの接待は断る。
4.尋ねる内容を事前に知らせておく。
5.良いことしか言わない。
6.児童とのエピソードを必ず1つは用意しておく。
7.良い聞き役になる。
8.アルバムを見せてもらう。
9.礼儀正しく振る舞う。
10.家庭訪問中に出してはいけない話題は避ける。

先生方はこの条件に従って家庭訪問をされており、他にも勉強できる環境であるのか、親御さんの家事や作法や礼儀は正しいのかなど細かいところまでチェックしています。

特に室内で先生とお話をされる場合は、スリッパとお茶の用意は必須となります。

お茶を出すタイミングですが、先生が着席したのを確認したら、来客用の湯飲みにお湯を注ぎ、急須に緑茶の茶葉を入れて1分間蒸らします。そして、湯飲みのお湯を捨てて、お茶を7分目まで注いで出すようにしましょう。

まとめ

今回は、家庭訪問についてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これから家庭訪問が始まるという親御さんは、来客時のマナーをしっかりマスターし、先生に短い時間でも気持ち良く過ごして頂くために最大限努力し、親として恥ずかしくない受け答えができるよう、事前に先生へ伝えたいことをリストにしておくようにしましょう。

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