観葉植物に虫がわく理由!?その対策と駆除方法を大公開!
2016/01/19
2015年7月に放送された人気バラエティ番組「マツコの知らない世界」にて、観葉植物に関する特集がされ、話題となりました。昨年は植物という意味を持つ「ボタニカル」が女性たちのあいだで大流行し、観葉植物も彼女たちのファッションの一部としてブームになったのです。
観葉植物といえば、風水を思い浮かべる方もいらっしゃいますが、実は観葉植物には運気をアップさせるだけではなく、空気中を漂う有害物質を吸収したり、マイナスイオンを放出したり、カビやバクテリアの発生を抑えるなど私たちの健康をサポートしてくれる効果や効能があります。
また、観葉植物にはリラクゼーション作用や眼精疲労の緩和、森林浴効果にモチベーション向上作用、そしてストレス解消など精神面への効果も期待されており、オフィスなどに飾る会社もたくさんあります。
しかし、観葉植物も生きていますので、当然虫が寄ってきます。
そこで、今回は観葉植物に虫が寄ってくる理由と駆除方法をまとめてご紹介したいと思います!
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観葉植物に虫がよってくる理由とは?
室内で育てている観葉植物には虫が寄ってこないと思われる方も大勢いらっしゃいますが、実はそれは間違いです!
観葉植物も野山や田畑でスクスクと育っている植物と同じですので、虫たちは集まってきます。そのため、せっかく購入した観葉植物が枯れてしまったり、虫が苦手な人にとっては不快でしかありません。中には観葉植物から得体のしれないキノコが生えてきたという方もいらっしゃいます。
なぜ、観葉植物に虫が寄ってくるのでしょうか。
観葉植物に虫が寄ってくる原因は、虫たちが生活しやすい環境になっているということです。虫が住みやすい環境とは、日の当たらないジメッとした不衛生な場所です。
ですので、害虫たちが嫌う環境に整えてやることで観葉植物に虫が寄り付かなくなります。
では、観葉植物をどのような環境で育ててあげればよいのでしょうか?
1.観葉植物の土や葉を常に清潔に保つこと
室内の家具同様、観葉植物も葉や土に埃や汚れが付着します。
ですので、葉に積もった埃はこまめに拭きとり、枯れ葉を見つけたら土に落ちる前に剪定ばさみを使って取り除いてあげましょう。鉢の下には水を受けるお皿を敷いているかと思いますが、この部分に水が溜まった状態で放置してしまうと不衛生ですので、水が溜まっていたら捨てましょう。
観葉植物の周りをコバエがプンプン飛んでいたら、掃除機で吸い取り、土の中に卵が産み付けられている可能性ありますので、表面の土をごっそり取り除き、新しい土と入れ替えるか薬剤を使って死滅させる必要があります。
薬剤を使用する場合は害虫の種類によって異なりますので、園芸ショップの店員さんと相談して購入するようにしましょう。
2.観葉植物に使用する土と肥料に注意すること
腐敗土は水が溜まりやすいため、害虫たちにとっては理想的な住まいとなります。さらに、有機肥料も虫たちが集まる原因となりますので、室内に配置する観葉植物に使用する土と肥料には十分注意してください。
3.耐病性の高い植物を選ぶこと
虫が寄ってくる観葉植物の多くが耐病性の低い品種である傾向があります。
病気になりやすい植物は虫のわく原因となりますので、頑丈で耐病性の高い植物を選択しましょう。
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観葉植物に集まってきた害虫を駆除する方法とは!?
観葉植物は私たちに良い影響を与えてくれるのですが、虫が寄ってきては意味がありません。しかも、近年虫が苦手な方も多いので、ナメクジやコバエ、アリにカイガラムシ、アブラムシなどを見て気分を悪くされる場合もあるかと思います。
ですが、虫が寄ってくるということは観葉植物の管理を怠った部屋の管理者の責任でもありますので、責任を持って駆除しましょう。
害虫を駆除する方法は、虫の種類によって異なるので、どのような虫が発生しているのかによって対処法が変化します。
○コバエ
ショウジョウバエ・ノミバエ・キノコバエなど小さなハエをまとめて「コバエ」と呼びます。室内をプンプン飛び回るため、とっても不愉快になります。
コバエは梅雨の時期になると観葉植物の周りに集まりだし、土の中に卵を産み付け、1週間ほどで孵化します。
コバエの対処法は、飛び回るコバエを掃除機で吸い取り、土の表面を3cmほど取り除きます。そして、無機質の赤玉土を取り除いた部分に足します。
観葉植物の鉢がすっぽり収まるバケツを用意し、たっぷりの水を注ぎます。そして、プカプカと浮いてきた卵や幼虫を網ですくって駆除するのもオススメです。
○ナメクジ
春先になると発生する害虫「ナメクジ」は、4月頃に体長1cmほどのものがちらほら現れ、6月頃になると体長6cmほどにまで成長します。
湿った場所に観葉植物を配置した際に現れる害虫ですので、塩をかけて撃退しましょう。ですが、後ほど大変な結果になりますので、出来れば天然系成分の殺虫剤で対処することをオススメします。
○ハダニ
観葉植物の葉に付着する害虫「ハダニ」は、葉の色を退色させる怖い虫です。主にヤシ系あドラセナ系、シダ類などを好むため、これらの観葉植物を購入された方はご注意ください。
対処法として、ハダニ類は水に弱い性質を持っているため、葉の裏側を霧吹きで葉水を行うと予防することができます。
○アブラムシ
春頃から顔を見せる害虫の代表的存在「アブラムシ」は新芽を見るとその部分を食べてしまうため、観葉植物が病気になりやすくなります。
さらに、アブラムシは繁殖力が高く、ウイルスを媒介するため、アリを誘引したり、すす病などを引き起こす原因となります。
アブラムシを見つけたら、水を勢いよく噴射して吹き飛ばすと良いでしょう。また、濡らした布巾や雑巾で優しく拭き取るのもオススメです。
まとめ
今回は代表的な害虫の駆除方法をご紹介しましたが、他にもアリ・ゴキブリ・トビムシ・カイガラムシ・コナガイガラムシ・すす病など様々な虫が寄ってきますので、園芸ショップの店員さんに相談してそれぞれの害虫に合った対策を取るようにしましょう。
観葉植物に虫を寄せ付けないよう、日頃から適度に日光浴をし、水やりをしましょう。このとき葉の乾燥や土の過湿を確認し、観葉植物の健康状態をチェックしましょう。
また、枝葉を選定し、風通りを良くしたり、こまめに葉に霧吹きを行い、肥料を与え過ぎないように注意しながら、育ててゆきましょう。
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