事前準備がとても大切!避難袋に入れておきたい中身のリストを大公開!
2016/05/28
日本の国土面積は、全世界でたったの0.28%にも関わらず、台風・大雨・大雪・洪水・土砂災害・地震・津波・火山噴火などの自然災害が起こりやすく、「地震国」や「火山国」などと呼ばれています。
過去日本で発生したマグニチュード6.0以上の地震の回数は、2000年から2009年にかけて212回起こっており、全世界の20.5%を占めています。
そのため、1979から2008年までの災害被害額(億ドル)は、世界全体の11.9%を占めており、被害を抑えるために、国を挙げて様々な防災対策を行った結果、災害死者数(千人)は1979年から2008年にかけて全体の0.3%に留まっており、とても防災意識の高い国として世界各国から注目を集めています。
しかし、1995年の阪神・淡路大震災や2007年の新潟県中越沖地震、2011年の東日本大震災などマグニチュード6.0を超える地震が多発しており、2016年にはマグニチュード6.5の熊本地震が発生し、深刻な食料及び物資の不足が続いており、苦しい日々をすごしていらっしゃる被災者も大勢いらっしゃいます。
そこで、今回は災害に備えて避難袋を購入し、これだけは必ず入れておきたい中身をご紹介したいと思います。
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避難袋に入れておきたい中身リスト!
避難袋は、災害が起こった際に持ち出す必要最低限の物品を入れておく袋です。
袋の形状などにルールはござませんが、避難に支障が出ないよう、成人男性ならば15kg、女性で10kgまでと総重量が決められています。
そのため、避難袋に詰められるものが限られてくるため、何を入れたら良いか悩みますよね。
では、年齢や性別によって必要となる物品をまとめてみましたのでご紹介します。
【共通】
□大きいサイズのリュックサック
□飲料水(500mlの水を数本)
□非常食(長期保存のできる羊羹・チョコレート・乾パン・ビスケットなど)
□懐中電灯(予備電池含む)
□ラジオ(スピーカー対応)
□貴重品(10円玉などの硬貨・保険証や身分証明書・通帳やクレジットカードのコピーなど)
□救急袋
□着替え(圧縮袋へ入れておく。下着やTシャツなどを用意)
□筆記用具
□はさみやカッターナイフ(10徳ナイフでも良いが、はさみとカッターは別々のが使いやすい)
□ライター(チャッカマンがオススメ)
□タオル(凡用性が高いので多めに用意)
□ポリ袋(凡用性が高いので多めに用意)
□トイレットペーパー(余裕があればウェットティッシュも合わせて用意)
□ガムテープ(重ね貼りが出来る布タイプがオススメ)
□軍手(綿100%と皮手袋の2種類用意)
□雨具
□レジャーシート
【女性】
□生理用品
□ヘアゴムやヘアピン
□手鏡
□化粧品
□爪切り
□女性専用の剃刀
□ブラシ
【乳幼児】
□粉ミルク
□哺乳瓶
□離乳食
□スプーン
□紙おむつ
□おしりふき
□母子手帳
□ベビーカー(余裕があれば)
【高齢者】
□介護用品
□柔らかい非常食
□大人用おむつ
□持病薬
□入れ歯+洗浄剤
□予備のめがね
□携帯カイロ
□高齢者手帳
□看護用品
【ペット関連】
□リード
□首輪
□排泄用具
□ブラシ
□ペット用のシーツ
□ペットフード
□食事トレイ
□移動用のキャリーバッグ
□迷子の際に必要となる写真
□おもちゃ
□常備薬(持病を持つペットのみ)
乳幼児・高齢者・ペットは、自分で避難袋を持つことができないため、避難後取り出しやすい場所へ置いておくか助け合って持ち運ぶようにしましょう。
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避難袋は何処に置く?
避難袋ですが、中に飲食物などが入っているため、直射日光の当たる場所などで保管することができません。ですが、災害時にすぐに背負って持ち運べる場所に置いておかなければならないため、玄関や倉庫、寝室などに置くのが良いでしょう。
しかし、実際に災害に遭われた方は、避難袋の必要性をあまり感じていないようです。
その理由は、災害が発生した際、避難袋を持って逃げる余裕が無いこと、そして、本当に避難袋を必要としている方は持ち出すことができず、あまり必要のない方が避難袋を持っていることが多いからです。
避難袋は、支援物資が届くまでの非常用グッズの入った袋ですので、何週間も暮らすためのものは一切入っておりません。むしろ、各避難所へ物資が到着するまでのつなぎとなりますので、不要な方は必要としている方へプレゼントするのが良いでしょう。
まとめ
今回は避難袋の中身に入れておきたい物品をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
避難袋は、常に持ち運ぶことができないため、外出先で災害が起きたときのことを考え、自宅が倒壊しても取り出せる場所に置くのがベストとなっています。
また、災害が起きても避難袋が不必要な場合は、必要としている方へプレゼントできるように事前に袋へ入れる物品を考えて詰めるのが真心ではないでしょうか。
是非、これから避難袋を用意するという方は、自分だけではなく、相手のことを考えながら1つ1つ用意してゆきましょう。
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