ゴキブリ退治におすすめの対策方法と苦手まとめ
2016/03/15
クームヤ・トックー・キガネムシ・へいはち・アマメと日本各地で呼ばれているある昆虫が存在します。それは「ゴキブリ」です。
どんな過酷な状況下でも生存しそうなゴキブリですが、実は苦手な環境や天敵もたくさんいます。
では、彼らの苦手なものをまとめてみましたのでご紹介します。
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ゴキブリが苦手とするもの
●環境
彼らの適温は20度から32度と言われており、それ以外の環境を嫌います。また、ジメジメした場所が好きなので、乾燥した場所は特に嫌います。
ゴキブリは食べ物や繁殖相手を求めて住居に侵入するほか、寒さしのぎとしてやってきます。そのため、寒い時期は温かい場所に身を寄せ合ってじっとしているので、見かけないだけなのです。
また、7月から8月にあまり見かけない理由は、気温が32度以上になるとゴキブリたちは動きが鈍り、35度以上で動けなくなります。そして42度に達すると体内のタンパク質が固まって死んでしまいます。
また、20度以下の環境の場合、動きが鈍くなり、卵が孵化できなくなります。そして10度以下になると幼虫はそれ以上成長することができなくなってしまうのです。
乾燥した場所が苦手な理由は、ゴキブリたちの生命線ともいえる水が無くなってしまうからです。水が無ければゴキブリたちも生きてゆけません。
●天敵
無敵に見える彼らにも天敵となる生き物はたくさんいます。ゴキブリたちの天敵は、ネコ・ムカデ・クモなどが挙げられますが、特に苦手なのが「アシダカグモ」です。
ネコはゴキブリが動き回る姿をみておもちゃだと思い、飛びつきます。しかし、あくまでおもちゃの1つとしてしか思っておらず、気分が乗らないとゴキブリに興味を示してくれません。一方、ムカデは肉食系ですので、ゴキブリを捕食しますが、人間も噛んでしまうため、害虫として扱われています。
アシダカグモは、ゴキブリを主食とする体長10cmを越える巨大なクモなのですが、巣を作らないため、いつでも歩き回っています。ゴキブリがたくさんいる民家を見つけるとやってきて、家中のゴキブリを食い尽くすと、いつの間にか居なくなってしまうため、ゴキブリが苦手な方々からはヒーローとして扱われています。
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●匂い
ゴキブリたちは柑橘系の臭いを嫌います。柑橘系には「d‐リモネン」という成分が含まれおり、この成分はゴキブリたちに有害な成分であるため、レモン果汁を数滴混ぜた水をゴキブリに噴射すると、動けなくなってしまいます。
D‐リモネンは柑橘系の果皮に豊富に含まれている成分であり、ゴキブリ以外にもハエや蚊などを寄せ付けない効果もあります。冬の間にたくさん食べたみかんの果皮を天日干しにして置いておくだけで防虫効果が得られるのでオススメです。
他にもミントやハッカ類、レモングラス・セロリ・クミン・キャラウェイなどのハーブや香辛料もゴキブリたちの苦手なものですので、覚えておくと良いでしょう。
ただし、ハーブや香辛料の効果は一時的であり、ゴキブリたちが匂いに慣れてしまうと、この家は私たちにとって安全な家だと判断し、集まってくる可能性があるため、使い過ぎには注意しましょう。
●物質系
ゴキブリたちは高濃度のアルコールが大嫌いです。特に度数50%を超えるアルコールをかけられると呼吸が出来なくなり、死んでしまいます。
そのため、殺菌・消毒用のアルコールスプレーを1本用意しておき、ゴキブリを見かけたらプシュっとかけることで駆除することが可能です。ですが、アルコールはとても危険なので、同様の効果が得られる食器用洗剤を使うのが良いでしょう。
ゴキブリたちは、全身が脂で覆われているため、水分や異物をはじくことができます。しかし、アルコールや洗剤は脂を落とす効果があるため、ゴキブリの呼吸器官である気門を保護している脂が落ちてしまい、気門の中にアルコールや洗剤が入り込み、死んでしまうのです。
※ちょっと気になるゴキブリの生態はこちら↓
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