今日のふた言

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花束を長持ちさせて枯れにくくするテクニックと方法

      2016/02/29

花束

春は別れの季節です。

そのため、お世話になった先生や先輩、職場では上司や退職をされる方への感謝の気持ちを込めて花束を贈る方も多いのではないでしょうか。

花束はアレンジメントとは異なり、相手に渡しやすく、持ち帰りしやすいことから誕生日や記念日の贈り物としても人気があります。

しかし、花束には1つ欠点があります。

それは、日持ちしないことです。最近では半永久的に咲き続けることができるプリザーブドフラワーというアレンジメントに人気が集まっているのが現実です。

ですが、花束にはプリザーブドフラワーには無い、季節感や生命力が感じられるというメリットもありますし、なにより花言葉をシチュエーションに合わせて選択することで感動的な贈り物となりますので、ビジネスシーンやプロポーズの際にオススメです。

贈ってくださった方々の気持ちがたっぷり詰まった感動の花束ですが、少しでも長持ちさせるためには、いったいどうしたらよいのでしょうか?

今回は真心のこもった花束を長持ちさせて枯らさないテクニックをご紹介したいと思います。

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花束を長持ちさせる迷信の真実

花束

よく切り花を長持ちさせるには、お酢や砂糖を加えたり、10円玉を入れるなどの迷信を聞いたことはありませんか?

このような迷信は他にもたくさんありますが、本当に長持ちさせることができるのでしょうか?

【漂白剤や洗剤を入れる】

花瓶に漂白剤や洗剤を入れると抗菌作用によって花を長持ちさせることができると言いますが、大抵の場合失敗します。

その理由は、漂白剤や洗剤を薄めずにそのまま花瓶にドバドバと入れてしまうからです。

漂白剤や洗剤で花束を長持ちさせるためには、大きな花瓶を用意し、水で薄めた漂白剤や洗剤を1滴垂らしてからにしましょう。

【お酢を加える】

お酢も漂白剤や洗剤同様、抗菌作用を期待して使用する場合が多いです。

しかし、先ほどと同じように入れ過ぎによって花を枯らしてしまうことが多いので、お酢を加える場合は、大きな花瓶に数滴垂らすだけに留めましょう。

【10円玉を入れる】

銅イオンによる抗菌作用の働きを期待して行う方法です。

ですが、銅イオンの量が少なすぎて花が枯れてしまうという残念な結果を招くことが多いので、この方法で長持ちさせるためには大量のピカピカな10円玉を用意し、大きな花瓶の中に入れましょう。ちなみに、10円玉によって花瓶の底に傷が付く可能性がありますので、お気に入りの花瓶は使用しないようにしましょう。

【砂糖を加える】

砂糖は花の栄養分になると言われています。しかし、バクテリアや雑菌も増やすことになるので、抗菌作用を持つものと併用して使用しなければ効果は得られません。

砂糖を加える場合は花束に蕾がある場合にオススメです。

【炭酸水を入れる】

炭酸水には抗菌作用があります。また、糖分を含んでいるものは砂糖と同じ効果を得ることができるので、市販の延命剤と同様の効果が得られます。

しかし、炭酸水の場合、炭酸が強過ぎても弱すぎても効果が得られませんので、とっても使い勝手が難しいと言われています。炭酸水を使用する場合は、若干気の抜けた状態で使うようにしましょう。

【延命剤を入れる】

延命剤は、抗菌作用+花の栄養分のW効果を持った薬剤です。

よく使用欄に「水の交換不要」と明記されていますが、これは間違いです。花の栄養分はバクテリアや雑菌の栄養分にもなるため、こまめに水を取り替え、延命剤を入れて長持ちさせてあげましょう。

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花屋さん直伝!花束を長持ちさせるテクニックとは!?

花束

たくさんの花を扱う花屋さんではしおれた花を復活させるテクニックがあります。

それは「湯あげ」と呼ばれる方法です。

やり方はとっても簡単ですのでご紹介します。

【湯あげの方法】

①しおれた花の花びらや葉に蒸気が当たらないように茎の先端を残した状態で新聞紙で包みます。

②茎の先端を2cmから3cmほどカットします。

③カットした部分を熱湯に30秒間浸します。

④30秒後、冷水にしばらく浸します。

切り落とした茎の部分を熱湯につけると断面から気泡がプクプクと上がってきます、これは茎内部の空気が温められて外に押し出されたことで起こる現象です。

断面から内部の空気が押し出されると、水を吸い上げる力が復活するため、花の品種にもよりますが30分ほどで復活を果たします。

また、復活させた花をより長持ちさせるためには水をこまめに取り換え、延命剤を入れて長持ちさせるのが最もお勧めの方法だそうです。

延命剤の中で最も人気の高いのが「フローリスト」という切り花活力剤です。花瓶内に繁殖するバクテリアを抑制し、花に栄養分を供給することができるので、人気があります。

延命剤が売っていない場合は、ピカピカな10円玉を4枚ほど用意して、こまめに水を換えると延命剤には劣りますが、長持ちさせることができます。

まとめ

今回は花束を長持ちさせる方法をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

花もヒトと同じように生きているので、栄養分を与え、ばい菌から身を守ってあげることで長持ちさせることができます。

これらの方法を用いれば、春と秋ならば1週間から10日、夏ならば4日から1週間、冬ならば10日から14日間日持ちさせることができますので、花束を贈って頂いた方はこれらの方法を活用してください。

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