スリング(抱っこひも)の簡単な作り方を紹介!【新米ママさん必見】
2016/02/09
出産間近の新米ママさんの方々は既に抱っこ紐やおんぶ紐などを用意してあるかと思いますが、近年若いママさんたちの間で使い勝手が良くてオシャレなベビースリングが人気を集めています。
ベビースリングとは、赤ちゃんを手を使わずに抱っこして歩いたり、荷物を持ったりすることができるように開発された抱っこ紐の1種です。
ベビースリングは1981年に小児科のレイナー・ガーナー医師によって考案され、それをアメリカのNojo社が製品化し、日本では80年代後半から母乳支援団体が取り扱いを開始していたのですが、あまり浸透せず、2000年以降若い世代の方々の間で話題となり、本格的な販売が行われるようになりました。
現在ベビースリングには、リングスリングやポーチスリング、ラップなど様々なバリエーションが販売されており、どれが良いのか悩むママさんも大勢いらっしゃいます。
そこで、今回は出産間近の新米ママさんのために、手作りのベビースリングを簡単に作る方法をご紹介したいと思います。
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リングスリングの作り方を大公開!
スリングの定番「リングスリング」の作り方をご紹介します。材料
・幅90cmから140cm/長さ200cmから240cmの布
・リング2つ
作り方
①布の周りをキレイに処理します。
生地を裏側にし、4辺を縫ってゆくのですが、D辺は丁寧に縫っておきましょう。※4辺はそれぞれ、上からA・左B・右C・底面Dとします。
②AからDに向かって20cmから30cmほどの位置に折り目を付けます。
③中心に向かって3回折ります。
④全部折りこんだ状態で幅が13cmほどになっていたら完璧です。
⑤D辺を1cmから2cmほど折り返し、アイロンをかけてしつけ縫いをします。
⑥リングを2つ通し、肩パットとなる部分をしっかり縫って止めます。
参考サイト:「mamari」ママのぬくもりを感じられるオリジナルスリングの作り方
ミシンとアイロンさえあればサクッと作れてしまうのが嬉しいポイントです♪
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リング無しのベビースリングの作り方を大公開!
では、リングを使用しないベビースリングの作り方をご紹介します。材料
・幅55cmから60cm/長さ150cmほどの布
※頑丈にする場合は、幅100cmから120cm/長さ150cmの布を用意し、2枚重ねにしましょう。
作り方
①布の横幅を決めます。
まず「肩から腰の長さ×2+16」で導き出した数が布の横の長さとなりますので、肩から腰の長さを計測する際は余裕を持たせて計測すると良いでしょう。
②布を広げ、中表にして半分に折ります。
※2枚重ねにする場合は、中表に折ります。
③縦半分に折り、片方の端を半楕円形に5cmから8cmほど切り取り、カットした端を1cmから1.5cmの部分で折りふせ縫いをします。
④上にある布の縫い代部分をカットし、縫い代を開いてステッチで押さえておきます。
※2枚重ねの場合は、上の布を2枚まとめてカットします。
⑤縫い目がぴったり重なる部分を横3cm×縦1cmほどの場所でギザギザに縫います。
リング無しのスリングの作り方は以上です。⑤をギザギザに縫うのは、縫い代を補強するためです。この部分は赤ちゃんのお尻が来る場所ですので、補強はしっかり行いましょう。
参考サイト:「mamari」ママのぬくもりを感じられるオリジナルスリングの作り方
市販のものを購入する際の注意点
ベビースリングですが、市販のものを購入される際、1つ注意点がございます。
それは「サイズ」です。
ベビースリングは日本発祥のベビー用品ではありませんので、市販されているベビースリングのほとんどは原産国の方々を基準としたサイズで製造されておりますので、必要以上の揺れが生じて赤ちゃんを不快にさせたり、転落事故を引き起こす可能性があります。
また、日本国内でもベビースリング人気が加速しており、2003年10月に正しいベビースリングの使用方法を日本ベビースリング協会から公開されています。日本人は先天的股関節脱臼が多い人種と言われており、誤ったベビースリングの使用方法で赤ちゃんを抱っこしてしまうと、健やかな成長を妨げる可能性があります。
また、手作りする際は必ず布幅70cm以上90cm未満であることと指定されており、リングを使用する場合は頑丈なリングを購入する必要があります。出産間近の新米ママさんはこれらのことを踏まえ、安全かつ安心に育児が行えるよう、ベビースリングの正しい使用方法と手作り方法を確認しておきましょう。
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